ハスはコイ科のフィッシュイーター。ルアー、フライで狙えます。
琵琶湖産のアユの放流に混ざって各地に生息域を広げているようで、昔はいなかったはずの関東でも様々なところで釣果報告が聞かれます。
最近フライフィッシングを始めた私も、「オイカワのついでにハスも狙えるらしい」と聴いて「行くしかねえ!」と適当に聴いたエリアに出かけてきました。
関東でハス釣りたい!フライのポイントどこ?
河口湖、霞ヶ浦、手賀沼、相模川、利根川などで釣れています。
特別な場所じゃないと釣れない、ってこともなさそうなので生命力強い系なんでしょうね。
とりあえずオイカワの釣り方でやれそうな川ってことで、相模湖の上流へレッツゴー!
ハス釣りのポイント
流心はアユ釣り師が大勢いるのでメインじゃなくてサブの流れで魚を探します。
いました!砂利と小石底のサラサラ流れているところでハスらしき魚影を発見!
流れの中でオイカワ以外にも2種類が泳いでいて、大きい方は40cmほどのニゴイ、今日のタックルにはデカすぎる。
そしてオイカワとニゴイの中間のサイズ、あれがハスに違いない。
体色はオイカワ、ヒレの縁がイワナの様に白くなっています。
水深は30~60cm程度。流れが効いててハスやオイカワがみんな上流を向いています。
そこにダウンクロス~ダウンでフライを流してやろうじゃないですか。
まずオイカワがヒット
梅雨前の天気は爽やかで最高です。
初夏の陽気に、清流の冷水が気持ちいい♪
入渓点というほどの複雑なこともなく適当にサクッとアプローチできるし、こんなのでハス釣れたら超楽。
さて早速フライを流していきます。
ダウンクロスで投げてリーダーをまっすぐ、フライ先行で~とフライの本でちょっと読んだ知識を総動員して勝負。
U字ターンさせたフライにパシャっとバイト!
まあまあ引くよ?オイカワ専用0番ロッドが絞り込まれます。
渓流用ネットに収まったのは堂々としたオスのオイカワ。
でかっ!このサイズはなかなかお目にかかれません。
観察ケースからはみ出ています(゚Д゚;)
この色!日本が誇るフライフィッシングターゲット。もっと流行っていいぞオイカワ釣り。
しかし本日は外道。
君はいいオイカワであったが君の父上がいけないのだよ。(シャア風)
そしてハス釣れた!
釣り下りながら流れの利いている筋にフライを流していくと、先ほどよりも重いアタリ!
水中でオイカワとは違ったファイトを見せています。
0番ロッドが超楽しい。小魚でもフルベンド、満月のしなり。
これはもしやもしや・・・
ハス、キタ━(゚∀゚)━!
変な顔!しかもちょい婚姻色か。おもしろい!
「へ」の字口、というよりW字。
ハスの触感はザラっとしていて、体表のぬめりが非常に薄い感じです。
繁殖期だけなのかわかりませんが、いろいろ独特で興味深い魚です。
遊んでくれてありがとう!
フライで狙うハス釣りタックル
ハスのサイズ感はネットでも見たところ20cm~maxで30cm。
オイカワ用か、渓流小物用のタックルがベストです。
ロッドは0番オイカワ用
ハスを釣るリール、ラインは?
リールはハーディじゃなくて何でもいいので、ダイワのロッホモア100A。
安くて高品質なジャパニーズリール、快適です(^^)
ラインはオイカワSPの0番、テーパードリーダー7Xの7.5ftを付けて、ティペットは8Xを80cm。
ハスを釣ったフライ
20番ぐらいの黒のウエットフライでした。
水中というよりは水面直下です。
色の傾向はよくわかりませんが、これから夏。黒い虫が流れてきそうなので黒を使用しました。
川で出会った先輩フライマンの話だと、状況によってはドライの方が出ることも。
使っているフライを見せてもらったところ、14番程度を中心に揃えてあるかんじでした。
色は派手な方が反応イイそうです!
さらに、ドライフライにもハス
その親切なパイセンがフライをくれたので早速試します。
また来たよ!ハス
クロスで投げて流していると、カケアガリのあたりで水面にバシャっとヒット!
おおっ!
オイカワと違う重量感、水中でうねる魚体。これもハスでしょ!
慎重に浅瀬に寄せてランディング。
「先輩!もらったフライでハス釣れました!」
「おおー良かったねー♪」
てな感じで和気あいあい、相模川の午後は暮れて行くのでした。
まとめ
フライ初心者ながら、ハスフィッシングの楽しさを満喫してきました!
管釣りでもない、トラウトでもない、でも美しい日本のネイティブフィッシュ。
手軽な道具と、エントリーしやすい里川。
オイカワよりはるかに大きく「小魚」と呼ぶには少々違和感を覚えるサイズ。
ハス釣りには、大人の川遊びの魅力が詰まっています(^^)