中禅寺湖は日本で最も標高が高い湖。そしてここに住むレイクトラウトは日本でここにしかいない、かっこいいトラウトです！
その希少さ、独特の風貌は多くのトラウトアングラーを惹きつけています。
私もその一人。
先日2020年の解禁日釣行に行ってきましたのでレポートします。
中禅寺湖2020年4月1日、解禁！
暖冬の今年は道路の凍結もなく、暖かい解禁日を迎えました(^^)
前日に釣り券が買える
前日は鬼怒川で軽く釣りをして、明るいうちに中禅寺湖に登りました。
まずは釣り券を購入。普通の1日券は2200円、6回の回数券は11000円です。
明日のポイントと駐車場を下見
ポイントは広大ですがどこを攻めるか。
例水温を好むレイクトラウトの活性はおそらく今がマックス。身を潜めるブレイクがらみのシャローで活発にフィーディングを行っているだろうという予測で、比較的シャローも多く流れも絡むエリア、華厳の滝に流れ出る川の近くに狙いを絞って国道側と山側をチェックします。
何か所か偵察しましたがベイトフィッシュの姿は見えません。おかしいな・・・
しかし何となくシャローに魚の気配を感じます。
ブレイクラインが近そうなポイントをいくつか目星をつけて、第3候補まで絞りました。
何しろ解禁日は前日から場所取りをする輩も多いので希望のポイントに入れないことも想定して準備をします。
そして早めに露天風呂に入って部屋飲み。
4時にアラームをセットして寝ます！
そしていよいよ解禁！花火がドドーンと！
軽く飲み過ぎました（笑）
通常は4時から釣り可能ですが解禁日は5時スタートです。
ヒートテックやダウンを着込んでいざ出撃！
第一希望のポイントが空いていました。
ここはブレイクが近く、たぶん岸近くにもレイクが回遊してくるだろうと見込んでのスタートです。
5時。花火が上がり、ほぼ真っ暗な中で皆さん一斉にキャスト！
同行者にすぐにヒット！
まあまあのブラウンです。続いてレイクトラウト！
幸先いいー！
あっという間に明るくなってきました。
男体山も霧に包まれて幻想的な景色です。
ここまで私はバラシ１、大型ブラウンのチェイス1、ガツン！というバイト1。レイクトラウトどころか何も釣れていません(>_<)
明るくなって、岸近くにいた魚も少し沖に移動したようです。
まわりも次第にアタリが遠のき、マズメタイム終了。
開始1時間、遂にレイクトラウトを仕留める！
徒歩で大使館方面に少し移動して1投目。
このあたりは沖に２０～３０ｍほどシャローが広がっています。
プロビア１２ｇをフルキャストして着底後、ボトム付近でスライドアクションをさせているとググッとした感触のバイトが！
すかさずロッドをあおるとバシッとヒット！
「キターっ！」
レイクトラウトらしいうねるようなファイトを制して慎重にランディング。
よしっ！レイクトラウト！
ワイルドな面構え。ピンと立つ胸鰭。この模様！
この尻ビレの大きさとオレンジ！
シャープな尾ビレ
腹は白く、筋肉質。エサをたっぷり食べているようです。
今年も中禅寺湖のレイクトラウトに会えました。ありがとーう！
ベイトはワカサギ
釣ったレイクがワカサギを吐きました。サイズは５～６ｃｍかな。
芦ノ湖のワカサギと比べるとずいぶん小型ですね。
シャローにベイトは見えなかったけどディープで食われてるんですね。
外道のブラウントラウト
なんて贅沢な外道なんでしょうか！
レイクトラウト狙いじゃなければ完全に主役のやつですが、ここ中禅寺湖では外道なのです。
ブラウントラウトは春ゼミの季節に本命として狙いに来てあげるからね！
中禅寺湖レイクトラウトのタックル
今回はこれで行きました(^^)
ロッドはトラウティンスピン７７
このロッドは北海道でイトウやカラフトマスも釣っているロッドで、ボロンコンポジットで粘り強い私のお気に入りです。
しかし、どうもシーレーベルからスライドスプーン専用ロッドが出たようです！
その名も「cloud9」
超欲しい！！
一応リンクを貼っておきます↓
リールはステラc3000
これがベストチョイスでしょう。スプールが浅いC3000MHGです。
これにPE1号を巻いて、リーダーはフロロ12ポンドを１ヒロ。
中禅寺湖レイクトラウトおすすめルアー
おすすめは何といってもプロビア！
とにかくプロビアを投げ倒してください。
ただしカラーチェンジは重要です。
カラーは好みでいいんですが、ゴールド系、シルバー系、チャート系の3種類は用意しましょう。
フックはカルティバの＃１を装着。ヘッドにはヨレ防止とアクション円滑化のためスイベルをつけています。
重さもバリエーションがありますが、私はシャローで１０ｇ、普通のとこでは１２ｇ、遠投する時や強風の時は１８ｇです。
もっと重いのもあるので自分のタックルと体力に合わせて選んでください。
プロビアのアクションについて
２－２－５とかいろいろ言われますが、要は「持ち上げたスプーンやリトリーブで浮き上がったスプーンをテンションかけながら沈めるとスライドアクションを起こしてバイトを誘発」これに尽きると思います。
これをボトム付近で行うことで、ボトム好きなレイクトラウトにアピールしていく釣りです。
ものすごいシャクってる人やエギングみたいに「ビシッビシッ！」とやってるのも見かけますが、ちょっと違うと思います。
「持ち上げて、沈める」や「巻いて浮いた分を沈める」ことを意識した方が釣れますね。
で、ある程度近くまで来たらティップを上げて回収。根がかり回避で環境にも優しい！
その他のルアー
とりあえず遠投用にシーレーベルのLeedsですかね。あとは長くない普通タイプのスプーン８～２０ｇ程度を持っていればスプーンの釣りはオッケーです！
たとえばBUXやテッペンスプーンなどです。
レイクトラウトのミノーでの釣りはコチラの記事をご参考に(^^♪
中禅寺湖レイクトラウトのポイントと駐車場
中禅寺湖漁協のHPより
中禅寺湖の西側は禁漁。東側だけで釣りができます。
東側全域がポイントといえますが、今回は地図で言う右上の角から右下の越後屋～レークオカジンのあたりで釣りました。
解禁日だし、どこでも釣れていましたよ！
地図にある通り、北側は道路が付いていて「国道側」、南側は立木観音から先は遊歩道しかなく「山側」と呼ばれています。
山側の最終駐車場は歌ヶ浜駐車場といって結構広く、観光バスも停まっています。
国道側は菖蒲ヶ浜キャンプ場のすぐ先右側にトイレと駐車場があってそこが最も奥の駐車場です。
駐車場はちょいちょいあるので、ジェントルメンは路駐しないようにしましょう。
山側はロケーション最高ですが熊の目撃情報もあるのでお気を付けください。
今後水温が上がってくると、低水温を好むレイクトラウトはよりディープで釣れるはずです。
逆にシャローにブラウントラウトが入ってきてセミパターンなど面白い釣りもできます。
現地に行って観察したり、旅館やボート屋に聴いたりして自分の好きな釣り方ができるポイントを探してみてくださいね(^^)
途中でコーヒーを飲みたくなる景色が続きます
中禅寺湖はロケーションがいいのですぐコーヒーとか沸かしたくなります♪
お湯を沸かす時に小型軽量で沸騰速いのがジェットボイル。
山とか海とか、よく持参してアウトドアでコーヒー飲んでます(^^)
よくあるアウトドアバーナーの中でもこれが一番オシャレかと！
中禅寺湖レイクトラウトのまとめ
とにかくレイクトラウトが釣れるのは日本で中禅寺湖だけ。
このワイルドでかっこいいトラウトを釣りに、プロビア持って中禅寺湖に登ってみてください。
その姿、ファイト、生態などトラウトファンならきっと魅了されること間違いなし！
持ち帰ったり食べたりすることはできませんので、もっと繁殖して大型化してくれるんじゃないかと期待しています(^^)
漁協による保護活動だけじゃなく、我々釣り人みんなでこの素晴らしいフィールドを守っていきましょう。
ありがとうございました。
https://tokyonature.com/ashinoko-monstar-broun/
