ぶらり北海道一人旅、今日は阿寒湖から屈斜路湖へ。
阿寒湖から屈斜路湖は地図上では隣の湖なんだけど車で1時間。峠を越えて、温泉街を抜けて、原生林の森を過ぎると、限りなく透明な水をたたえた屈斜路湖が現れます。
釧路川の源流がこの屈斜路湖で、クシロ、クッシャロ、なんか似てますね。
釧路川にはイトウがいますから、屈斜路湖にもいるんでしょうか。(←いるそうです。後日聴きました。放流もされてるとか?ネイティブ個体と放流個体の交雑、DNAの話題はさておき)
屈斜路湖は阿寒湖よりかなり大きく、巨大ブラウンやスーパーレインボーの噂もある神秘の湖なのです。しかも開発途上でワイルド感が楽しめる湖です。
クッシーの噂もあったっけ?ww
ちなみに私の母校、某O阪芸大の池(通称、芸池)には「ゲッシー」がいるという噂が絶えませんでした。これについては芸大の忍術研究会が「すいとんの術」で潜水調査した結果が「芸大タイムス」に掲載されましたが、ゲッシーはいなかった、しかし存在する可能性は否定できないというどうでもいいエンタメ記事になりました。
さて屈斜路湖攻略にあたり、湖畔の素泊まりの宿に泊まって夕刻と早朝にアタックです。
もう旅も終盤、丸一日釣りする体力はないw
屈斜路湖のアメマスはどこだ?
さあ!マップで探したインレットを巡るとするか。先行者がいないといいな。
とりあえずインレット
一番大きいインレットは駐車スペースがすでに車で溢れていたのでスルーして、目を付けていた2番目のインレットへ。
こんな小川をザブザブ降って湖を目指します。倒木を乗り越えて進んでいくと・・・
でました屈斜路湖に!すごいよこの景色。太古の昔からきっと変わってない。
風の音、水のにおい、全てが歴史上の出来事のよう・・・
ワカサギの姿はチラホラ。何といっても人がいない!これは期待できます。
強気でビーフリーズのトゥイッチやダートで攻めますが釣れてくるのはウグイだけ。
しかもウグイがウグイを呼ぶのか、サイズアップしていきますwww
アメマスらしいライズもないので移動。
おかしいな、ここで仕留めるはずだったんだけど・・・
別のインレットへ
気を取り直して駐車場が車でいっぱいだった第一希望のインレットへ。
さっきの川より川幅が広く、水量も多い。釣り人も減っていたので突っ込んでみることに。
インレットの沖15mの表層でアメマスを1本ヒットさせたのですが足元でフックアウト。あそこでヒットするってことは、きっと流されてくる瀕死のワカサギを狙っているな。
テールフックに皮一枚のフッキングだったかな~で、この夕刻は終了。
帰りに川を戻っていると、来る時なかったデカいニジマスの死骸を発見。
いいサイズですね。腹から卵をはみ出して死んでいます。無念。
大した損傷もないのに、しかも今まで泳いでいたかのような。
きっと産卵遡上中に動物に襲われたのでしょう。後頭部あたりを一撃、1噛みでしょうか。そこへ私が通りかかって動物は逃げたのかな?
あとでゆっくり食べておくれ。
翌日、屈斜路アメマスを攻略する
さて翌朝!きのう地形は把握してあるのであとは攻めるのみ。
朝一は数名のアングラーが釣りしてましたが、きっと出勤時間前の朝練だったのでしょう。8時ころ釣り人が帰っていきます。ここからがお楽しみだな。
今日もいい流れが効いています。風もあり、波が立ち、ルアーはアクションしなくてもブレイクラインで獲物が誘える絶好のコンディションです。
今日も水の色は、限りなく透明に近いブルー!
インレットからサイドに探りながら移動してブレイク付近を探っていくとまずはコイツがヒット!
いいサクラです!
めっちゃ引いた!
しかしアメマスが釣りたいんですー!
ついに屈斜路湖のアメマスを釣る
しばらくインレットを観察し、休憩。
ポイントを休ませ、自分のコンセントレーションを高めます。
波の間にサーフィンしているウグイたちが見えます。海サーフでもよくボラがやってるやつですねww
流されてくるワカサギを狙っているであろうアメマスがステイしそうなポイントにルアーを送り込み、ワンアクションするとガツ―ンとヒット。
よっしゃ!このヘッドシェイクはアメマス間違いなし。
昨日のバラシが頭をよぎりますが今日は大丈夫!慎重に寄せてネットイン!
これが屈斜路湖のアメマス。やった!
アメマスかわいいな!しかもなかなかデカい。50ないけど、まあ良し。
北海道ではほぼ常に外道扱いだけど、俺は君の素敵さを知ってるよ。アメマスくん。
もっと人気ターゲットになってもいいと思うけど、それはそれでライバルが増えて困っちゃうな。
タックル
ロッド ゼアス グランツ
リール ヴァンキッシュC3000
ライン PE0.6 フロロリーダー8ポンド
ヒットルアー
まとめ
今回はワカサギの季節、屈斜路湖を釣るならテッパンのシーズンだったのでしょう。
湖は生命観に満ち溢れ、インレットにはアングラーがひっきりなしに入れ替わり立ち代わり。
でも数名だし、広いし、何となく釣れてしまうところに屈斜路湖の懐の深さを感じました。
魚種的にはアメマス、サクラマスの他、かなりデカいニジマス、イトウのほかヒメマスも釣れるそうで、釣り方もルアーでもフライでも、天気が良ければカヤックも出せるそう。
まだまだマイナー感のある屈斜路湖の釣りですが、景色もいいし遊び方は無限大だと思いました。
また来るよ屈斜路湖!
次の目的地へ向けてラングラーを走らせます。帯広へ向かう途中のカフェで、田園風景と丘を眺めながらコーヒーブレイク。
さあいよいよ旅も終盤戦へ。次は然別湖へ向かいます。