シラウオ漁に完全密着!解禁直後の霞ヶ浦で白魚を追う | TOKYO NATURE(S)

シラウオ漁に完全密着!解禁直後の霞ヶ浦で白魚を追う

霞ヶ浦のシラウオ体験王国いばらき
霞ケ浦のしらうお漁は7/21解禁。今年も始まったということで、漁師の五十嵐さんの船に乗船させていただき、しらうお漁を体験してきました。

しらうお漁は朝が早い!3:00a.m.漁港に集合

獲れたて最高のシラウオを目指して、
2時起床(;゚Д゚)

漁港到着。船長、既にスタンバイ済み

しらうお漁の船

浮島の漁港にやる気満々の船が一隻。よろしくお願いしまーす(^^♪

さすがに早朝すぎてバサーもヘラ師もいません。

シラウオ漁の船

シラウオを獲る網がコンパクトにまとめられています。ここからすぐ沖の、そう遠くないことろが漁場のようです。

地元でも通称シラスと呼んでますがシラウオをご存じない方のために、シラスとシラウオは違いまして、シラスはイワシの稚魚ですが、シラウオはシラウオ。

大きくなっても形は変わらず、7~8cm程度。しかもシラウオはサケ科の魚だそうです。アブラビレあるのかな?

霞ヶ浦

いざ出航!まだ涼しい~。霞ヶ浦の水面を滑るように船が走っていきます。

見上げれば満天の星空。きっと朝焼けもきれいだナ。

シラウオ漁、スタート!

さて漁場に到着。風向きを見て船を流しながら網を投げ込んでいきます。

真っ暗でどこにいるのかサッパリ不明ですが、船にはカーナビがついていて位置を把握しているそうです。

シラウオ漁の網

シラウオ漁期中は、天気みて出航できるときはほぼ毎日漁に出るそう。

先代の船長から船を譲り受けてまだ3年と聴きますが、ベテランのごとき網裁きで投入していきます。

シラウオ漁

重たい板を沈めて網を広げます。

シラウオ漁

投入完了!
これを船で引っ張ってシラウオを網に入れていきます。

水面近くをひいたり、底近くをひいたりすることでシラウオはじめワカサギやエビ類の入り方も違ってくるそうです。

霞ヶ浦

まだまだ暗い、夜明け前の霞ヶ浦。おいしいシラウオさんは獲れるのか?

1時間ほど船でトロール

霞ヶ浦のシラウオ漁

さあ船長の腕の見せ所!
今日はどういうコースで引いていくとシラウオがたくさん獲れるのか?経験と勘でゆっくりと船を走らせます。

シラウオの鮮度を考えると、より短時間でトロールして船に上げたらすぐに冷やすことが大事。

ただ大量に獲ることより、おいしく食べることに着眼すると漁は短時間なのです(´▽`)

朝焼け

美しい赤焼け。霞ヶ浦の水上からしか見ることができない景色。

暗い船はあぶないよ

おっと!ライトの暗い船もいるので気が抜けません。

朝の筑波山

だいぶ明るくなり、北には筑波山も見えてきました。そろそろ引き揚げかな?

いよいよ網を上げます!シラウオは入っているのか?

シラウオ漁7月

船長、自力で引きます。力持ち!
巻き上げの機械とかありません!

シラウオが見えてきた!

シラウオのトロール漁

どんどん網を上げていくとシラウオがちらほら。まだどのくらい入っているか分かりませんが、船長、けっこう入ってるんじゃないですか?

網を捌きながら網の目に詰まったシラウオを落としていきます。

シラウオ漁 霞ヶ浦

最後の方になるとかなりの量が入っているのが見えます!いいんじゃないかな??

ここで一旦、雑魚を分けます

雑魚

途中で目の粗い網が仕込んであり、ここで大き目の魚が自動的に選別されています。

シラウオ漁の雑魚

どさっと!何だかいろいろ入っていますね!

お魚好きの私は興味津々。霞ヶ浦で網ひいたの初めてですからね(^_^)

しかし本命のシラウオはこの先の網なので、これらは一旦放置です。

この雑魚のお話はこちらのページで。

霞ヶ浦のシラウオ漁は外道の雑魚も楽しい。しかも美味しい
シラウオ漁の本編はこちらでご覧いただくとして、その豊富なザコ、霞ヶ浦の豊かな生態系も楽しもうじゃないかというのがこのページでございます。 かわいくて美味しい雑魚たちをご覧ください(^^) 霞ヶ浦、シラ...

いよいよシラウオの番です

さらに上げていくと、いますいます!シラウオがたくさん!

まだ小さいこともあり、たくさんのシラウオが網に突っ込んで刺さっています。
これを振り落としながら網を少しづつ上げていきます。

霞ヶ浦のシラウオ漁 7月

しらうお

ようやく引き揚げたかと思うと、今度は別の網に移し替えて水に投入、上下に振って小さいエビ類(アミ)を振り落とします。

アミが入ります

そして遂に水揚げ!ほぼシラウオの美しい光景が目の前にー!

霞ケ浦の白魚

まだほかの魚も混ざってますが、ここからです

5キロほどの漁獲高でしょうか。よかった、たくさん獲れました!
早朝の霞ヶ浦に安ど感が漂います♪

不漁続きだった船長もホッとされたようです。

水から上げたシラウオは洗って氷水へ。鮮度を保ちながら港へ向かいます。

5:30a.m.シラウオ積んで帰港→選別へ

港に帰る

漁に出てから2時間ちょっと。お疲れさまでした。
と思ったら、ここから大変な仕分け作業があるんです。

漁師ガレージで、仕分け

魚の仕分け

軽トラに魚を積んで戻ると、ばあやが出迎えてくれます。

さっそく仕分け作業開始!(仕分けのことを「魚をつくる」と言ってました)

とにかくシラウオは鮮度が命。手早くシラウオ、ワカサギ、その他に分けていきます。

霞ケ浦の白魚

霞ヶ浦のワカサギ

魚づくり

ばあやと船長、慣れた手つきであっという間に選別完了!

きれいに洗ってパックに詰めていきます。

朝飯の時間

ばあやが用意してくれた朝食、里芋の煮物おいしかったわ~(´▽`)

そしてパックに詰めた魚たちは、あっという間に商店へ運び込まれていったのでした。

これにて霞ヶ浦のシラウオ漁、完全密着はおしまい。

船長、おつかれさまでした!ありがとうございました!

大した手伝いはできませんが、また来ますm(_ _)m

そして、シラウオ食べよう

しらうお丼

まず、ごはんにシラウオとショウガを乗っけてシラウオ丼。
ごはんとシラウオは同量ぐらい乗せちゃってOK!

いただきます!

うまい、うますぎる・・・

おやすみ

起きて2回戦

朝が早すぎて、食べたら寝ちゃったわ。

夜の部はつまみでいろいろ。まぁ美味しすぎて写真撮るの忘れてたことは言うまでもありません。

シラウオショウガ醤油

シラウオは夏から秋、冬になるにつれてサイズが大きくなるのでこれからが楽しみです♪

漁師さんたち、シラウオの成長を見守りながら、霞ヶ浦の四季を食卓へ届けて行くのですね。

これからも末永く漁ができることを祈っております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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