最近天気が安定しない北海道。例年は梅雨などないといいますが今年に限っては本州付近の梅雨前線が北まで延び、毎日雨を降らせています。
おかげで毎日ビショビショです(>_<)
しかも朱鞠内湖寒いんです!
今朝の気温は3度。
そんなこと言っても朱鞠内湖に泊まり込んでイトウを狙っていると脳みそお花畑、目はキラキラして中年のよどみはすっかり霧散し、今日も早起きしてせっせと釣りの準備です♪
4:00am.渡船スタッフのおすすめを聴き、いざ出船!
朱鞠内湖のポイントは無限。イトウどこにいる?
ここ2日の状況から察するに。
まあ違う雰囲気のポイントだな!
ナマコ3へ渡船
今日も昨日と同じく釣友と一緒に渡船で行きますが彼はナマコ3に、私は対岸に。
ここはインレットもあり、本湖側には岩盤の壁もありという昨日とは全く違うポイント。
午後は天気が大荒れになる予報なので午前中勝負です!
本湖からインレット側のワンドへ回りこみます。イトウは岸際を回遊するのでこちらは岸から少し離れて様子を伺いながら歩きます。
枝が溜まっているところが怪しかったのでフローティングミノーをそっとキャストしてトゥイッチすると浮いてる枝の下からイトウが飛び出してきて猛然とアタック!
ガバッ!と水面に出ましたが食い損ねて帰っていきました。ムムム~
さらにその直後、回遊してきたイトウを発見!斜めからミノーを通すと一瞬チラッと反応しましたが泳ぎ去ります。お~興奮するぅ。
ここはいるな。2匹ともフッキングしてないからすぐ忘れるだろう。しばらくしゃがんで気配を消し、再度回遊してくるのを待ちます。
イトウ釣りってこのスナイパー感、狩猟感がたまらない!
この短い距離で一発で食わせるには何投げようかな。ミノーは見られてるしスプーンは沈んでしまう。ここはスピナーで行こう。
しかも小さいやつ。フックはシングルの強めに交換してあるから大丈夫。
スピナーをセットして、クマザサと切り株の影で静かに身を潜めます。
5分・・10分・・
来た。
ゆっくりと岸沿いを回遊してくる先ほどの、2匹目のイトウ。
婚姻色が落ち切っていない産卵行動直後の赤い雄のイトウです。
サイズは70cmほど。
朱鞠内湖のアベレージサイズ。手頃だ。
浮き枝の陰に、イトウからルアーがチラ見できるようにキャスト。
水面直下をリトリーブすると約2mの距離をダッシュで詰めて来てバイト!
ジーッ!!
早朝の朱鞠内湖にドラグ音が響きます!
しかし水中ヘッドシェイクであっという間にフックアウト。
赤いイトウは悠々とディープに消えて行ったのでした。
仕留め損ねた。。。
ヘッドシェイクされてもテンションがかかっている感じはあったんだけど、フッキングが皮一枚で破れたのか、硬いところで刺さり切らなかったのか?
やっとヒットしたイトウ。悔しさをかみしめ、小雨降る空を見上げて立ち尽くします。
あいつはもう俺のいるうちはルアーを食わないな。
ターゲットが一つ減ってしまった。
インレットまで薮漕ぎ
なかなかの薮こぎでしたがなんとかインレットに到着。途中滑って転んでラインブレイクしてルアーなくしましたww
竿折れなくてよかった~
インレットにはワカサギが群れていました。
上の写真だと反射でよく見えませんんが偏光グラスをiPhoneレンズの前にかけると
丸見えですね!相変わらず朱鞠内湖のワカサギは小さいです。
これにマッチザベイトしようと思ったらルアーではほぼ不可能なんじゃないでしょうか。
ちなみに偏光グラスはゼクーのステルス、イーズグリーンを仕様。
長時間使用でも疲れず、曇天や林間の薄暗いフィールドでもよく見えるお気に入りです。
インレット付近でもミノーにイトウのチェイスはありましたが食い切らず。
なかなか今年の朱鞠内湖はキビシイぞ。
上陸地点に戻って休憩です。
本湖側で見えイトウを数本目撃!
やはり赤土より岩盤帯でイトウを発見。
足場が高くて見やすい場所から、最低でも5本のイトウがこの付近を回遊していることを確認できました。
ルアーにイトウが付いてくることも3回、通り過ぎる見えイトウにヤキモキしながらあの手この手で誘いますが、バイトには至らず。
諸行無常の響きアリ。
岩盤の岸際ではウグイが産卵で群れていました。ベビーシャッドで遊んでやるとこの通りw
赤いですね。産卵行動中です。卵活か。
これを狙ってイトウが岸に寄っているのでしょうが、ぜんぜんウグイを食べてる感じがしません。
時間帯かな?ウグイの群れにイトウが突っ込んだら迫力凄そうだな!
この日の午後は本降りになり終了。
釣友は初日の1バラシのみで帰京。
別れ際の、無念さをにじませた彼の表情が忘れられません。
ぜひ今度リベンジしましょう!
朱鞠内湖4日目、同じポイントでリベンジイトウを狙う
さあ今日こそ釣るぞ!
だいたい朱鞠内湖は2泊3日で来て、初日午後釣れずに修正して翌日釣れるパターンです。
しかし今回スケジュールに余裕を持たせ過ぎたせいか?何と釣れずに4日目じゃ(*´з`)
今日は月曜で渡船客は私を含めてたった二人。
しかもその一人が船に乗り込んできて「あれ?」これまた朱鞠内湖でしか会ったことないんじゃないかなというYさん!
昨年もレークハウスで偶然ばったりお会いして、まあそんな不思議な縁をつなぐ朱鞠内湖なのです(^^)
今日もナマコへ渡船
正確にはナマコ3の対岸です。Yさんはナマコ4でランガン作戦だそうです。
私は昨日ここでたくさんイトウを見てしまったので頭がおかしくなっていて、あれらのうち1本は釣れるだろうと再渡船です。
野生のアジサイかな、花言葉は「爆釣」。
(嘘です)
本湖側とインレットを探ってウロウロ
本湖側の岩盤帯を進みながら斜めにルアーをキャストしていきますが昨日あんなにいたイトウが全くいません。
一つ仮説として、早朝はインレットにいてその後湖を回遊するんじゃないかと。
昨日もインレットは朝一のみで、あとは本湖側で見えイトウ多数だったので、たぶんそうだろうと。
引き返してインレットに薮漕ぎします。
やはりいました。ミノーにイトウのチェイスが2回。
ただ食い気は立ってない様子。ここは深追いせず一旦戻って休憩。
やつらが回遊を始めた頃に一発で仕留めるための計画を立てます。
昨日見ているポイントなので、イトウがベイトを追い込みやすく捕食しやすい地点、なおかつこちらの姿を悟られにくい立ち位置が取れる場所に移動して身を潜め、イトウの回遊を待ちます。
これもがんばって越えました。
途中ワカサギやウグイが岸際で朝のつどいを楽しんでいます。
時は来た。遂に朱鞠内湖のイトウ
イトウの捕食ポイントを見下ろす岩陰に身を潜めること10分か、20分か。
背後で枝から枝へ渡るたくさんの小鳥がさえずり、林にカッコウの鳴き声が響き、深い森の奥からはツツドリの威厳に満ちた低音が朱鞠内湖の静寂を支配する心地よい時間・・・
ーー深呼吸。都市生活の全てがリセットされていく。
こういうのを感じるの超大事。
水中に目を凝らしていると、来ました。
ゆったりとした動きで湖を回遊するイトウ。
うっすらとピンクがかったシルバーの魚体。
サイズは70cmほどか?
足元のワカサギやウグイに対して巨大な潜水艦のよう。
岸際から一定の距離を保ち、手ごろなベイトを探しています。
ベイトがいたら岸際に一気に距離を詰めてバイトする体制です。
昨日からのPDCAとして、何度もチェイスがあったけど食わなかったHMKLのK-1ミノー65サスペンドに、フックの当たる音を最小限にするため細軸フック1本にして、バランスとるためにシンカーを貼って、細かいけど今の朱鞠内湖のイトウにはこのぐらいのチューンが必要と踏んでの作戦です。
~というナーバスの極みみたいなミノーを、回遊してきたイトウの6~7m先の壁側にそっとキャスト。
着水同時の微小トゥイッチでキラキラさせるとイトウがすっ飛んできて水面でジャボっとバイト!!
きれいに反転してフッキングが決まった。
よっしゃ!遂にがっちりとヒット。
イトウは沖に走りながら潜る。しかし根がかるようなものはない。
グラスロッドの粘りでいなす余裕のファイトで、足元の岩場に寄せてランディング。
やっと会えた!今年も朱鞠内湖のイトウ。
堂々たる顔つき。
スペースが狭くてお写真が難しいよ!
すぐリリースしてあげるからね。
テーパーアンドシェイプ Glassway Namoto-X 710
ステラc3000、PE1号、フロロリーダー14ポンド
4日間、ほとんど悪天候だしイトウ釣れないしなかなかの苦行だったけど、最後にご褒美をくれるのが朱鞠内湖の神。
朱鞠内湖はいつもそう。
最後の朝とかにドラマを持ってくるのが得意なんだな。
今回はもう1日余裕があったけど釣れなかったら今日でやめようと思ってた日の朝に、一瞬だけ心を開いてくれた。
最後には雲の隙間から青空まで披露してくれて大サービスじゃないか。
このツンデレ朱鞠内湖。
また来ちゃうんだろうな。いやきっと来るよ。
今度はメーターオーバーのランドロックイトウを夢見て!
朱鞠内湖湖畔のオートキャンプ場で一人メシ
早上がりしてランチを自炊。
朱鞠内湖では新緑とサクラが同時に楽しめる6月あたま。
6月なのに今朝は車のボンネットが凍ってたけど、日中はフリースでOKなぐらいには暖かくなりました。
さて昼飯だー♪
角型ダッチオーブン
先日、Wild-1で衝動買いした角形ダッチオーブンminiがデビュー!
一人メシにはちょうどいい大きさなのです♪
味付けはロシアンハーブミックス
スーパーで買ってきた肉と野菜。
ダッチオーブンに全部イン!
朱鞠内湖に上る前にスーパーで買って冷蔵庫に入れてたのですが、ここでポークの賞味期限が切れていることが発覚ww
匂いを嗅いで無事を確認。調理します。
さらに今気づいたけど、賞味期限どころか消費期限がオーバーしてましたねwww
野菜を敷いたらロシアンハーブミックスをまぶした豚肩ロースを乗せます。
蓋をして弱火にしたら地元のソバビールを飲んで待ちます。
いい匂いが漂ってきたので消火。ふたオープン!
うまそう!ちゃんとできてるな(^^)
いただきまーす(^^♪
普通にちゃんとうまい!あーロシア行きたい。
夜はレークハウスで祝杯
イトウ釣ったら祝杯をあげようと思って東京から持参した軽いヴィンテージのシャンパン。
あやうく開けずに帰るところだったわww
終わりの日の夜、めでたくシャンパンが開き、ミスター朱鞠内湖・中野氏にも乾杯していただき楽しいひと時となりました。
中野さんいつもありがとう。
そしてこの日は、イトウの産卵床の調査などをされている秋葉氏も調査のためレークハウスに宿泊されていて、いろいろと興味深いお話を聴くことができました。
専門家と話すといつも思いますが、自分が知ってることなど狭い範囲の知識、世の中知りたいことだらけ。
今年50になる脳ミソもまだまだ頑張ってもらわねばなりませんな(^^)