芦ノ湖クオリティのナイスフィッシュに出会うためには芦ノ湖のシーズナブルパターンを理解するのが近道です。
ここでは3~5月のルアー釣りについてタメになることを書いておきます(^^)/
芦ノ湖の春の気候
3月2日の解禁日~GW頃までは春モードでの釣りです。
気温は朝夕の冷え込みを意識しよう
釣りのメインは朝夕
箱根町の気温などを紹介しているサイトはありますが、僕たちが釣りをしているメインの時間帯は早朝と夕方ですので、各データよりもっと寒いです。
平均気温などは全くあてにならないことを覚えておきましょう。
3月中の朝夕なんてほぼ真冬です。
実際3月、4月上旬は朝の気温がマイナス、日中は陽が差せば暖かく感じられますが、風があるとやっぱりめちゃくちゃ冷えます。
GWに雪が降ったり氷が張ったりすることもあるので、車のタイヤもGWまではスタッドレスです。
水温はだんだん上がってくるので毎回測るとおもしろい
水温は解禁当初6度台、徐々に7~8度になり4月を迎える
7度ぐらいからワカサギが産卵すると言われていますので目安にしています。
この時期は早朝ならいいってものではなく、陽が昇ってからのほうが活性があがることもあります。
とはいえ冷水を好むのがトラウトですので、水温が少し低いぐらいで活性にはほぼ問題ありません。
そして日中少し暖められた水がある場所にコイやフナの姿が確認できるでしょう。
そこにトラウトが付いていることもよくあります。
湖岸のサクラが咲く頃、トラウト最盛期を迎える
4月上旬~中旬になると水温も10度を超え、トラウトの活性もMAX!
弱ったワカサギを狙うトラウトがシャローの向こうのブレイク沿いに付いて、ミノーイングが楽しい時期です。
この頃はなんといってもブラウントラウトの活性が高く、ルアーにがっついて来ます。
ワカサギパターンもこの頃が一番楽しい時期です(^^)
狙い通りのアクションでヒットさせると自信がつくし、何より楽しいですね!
GW頃、ようやくシャロ―にブラックバスの姿を見かける
やっとシャローに来たか!ってとこですが活性はまだイマイチ。
5月中旬からバスの活性も上がります。
天気が良すぎると表層やシャローの水温上昇が激しく、トラウトは深くなる傾向ですが、5月いっぱいはトラウトもバスも釣れますので賑やかな釣りが楽しめます。
風が吹いたらシャロ―
解禁当初は北よりの風が多いですが、徐々に南寄りの風が吹く日も出てきます。
3月中旬以降に吹く南寄りの爆風の日は、通称「ブラウン日和」と呼ばれています。
巷でささやかれる「ブラウン日和」とは
ブラウン日和とは、適水温になってワカサギが産卵のためシャローに差してきます。
それだけでなく、産卵した弱ったワカサギが強風によっておこる波のせいで沖に流されず岸寄りに漂います。
この匂いを嗅ぎつけたブラウンが浅場にやってくるのです。
特に大潮まわりで夜間にワカサギの産卵が盛んに行われた翌朝、シャローには無数の瀕死のワカサギが漂います。
お腹を空かせたブラウントラウトがこれを見逃すはずがありません。
このイベントに乗じたのが「ワカサギパターン」でありこれが「ブラウン日和」なのです。
どうですか?行きたくなってきましたね(^^)
風や波はあったほうがいい?
べた凪よりも水面が荒れたほうがこちらの気配を薄くしてくれるし、水が動けば酸素も豊富になり、濁ればプランクトンも底から舞い上がり、結果ベイトが岸に寄るので条件的には良くなります。
風が吹き始めるとライズが始まったり、釣れだすこともよくあります。
ただ富士山方向からの風はほんとに冷たいです。
5月まではまだ富士山には雪が積もっていますから、そちらからの風はキンキンに冷やされています。
くれぐれも暖かい格好でお出かけください。
装備は暖かいもので
3,4月はウェーダーはネオプレ、3月は耳とか指とか出さないほうが無難
昼間はどうってことありませんが、釣りするのは朝夕がメインなんで朝夕の冷え込みに対応した装備が必要です。
暑くなったら脱げばいいので、多めにダウンとか着ておきましょう。
僕はヒートテック、フリース、ダウン、アウターを重ねてます。
寒さが厳しいときはダウン2重に着て、手首と腰にカイロも貼っています(笑)
季節の境目をどう見分けるか
水中の季節の変化は、気温や水温に加えて大潮も関係していると思いますので毎年同じとは限りません。
芦ノ湖の場合は水温が15度前後の大潮でワカサギの産卵が終了!と思っています。
この時期、湖岸に咲く花はこちら↓
なんていう花でしょうね(笑)
桜がとっくに終わってから咲くバラっぽい花びらの木で、湖岸にちょいちょい生えています。
これは養魚場の岩場の先端のものです。これが咲いたら春もおしまい。
トラウトからバスの季節になっていきます。
芦ノ湖のルアー釣り、春はこうやって攻略する
春の湖といえば、やっぱ王道のワカサギパターンでしょう。
芦ノ湖でも同じです。
陸っぱりは逆風のシャローを狙おう
魚は浅場に来ると鳥に狙われます。
でも浅場に来ちゃうんです。
わざわざそんな危険を冒してまで浅場に来る理由は一つ。
エサがあるからです。
この時期はまずシャローでワカサギを探す
ワカサギがいたらその付近は期待度が高まります。
特に夜間に産卵したワカサギが浮いてたり漂っているときは大チャーンス!ということになります。
そんなときはお気に入りのフローティングミノーを漂わせてみましょう。
ワカサギのサイズは6cm~9cm程度でしょうか、細くて弱々しい、まさしくベイトフィッシュというビジュアルです。
ルアーのサイズはどうでもヨシ
長い方がアピールするかもしれませんし、小さい方が食べやすいかもしれません。
どちらも釣れるから何ともいえないのです(^-^;
最近はジョイントが気に入っています!
春の芦ノ湖で効くアクションはただ巻きかストップ&ゴー。もしくは弱いトゥイッチ
あとポーズの間が大事です。
これは釣り人それぞれ自分の間を持っているので、あなただけの間をつかむまでゆっくりやってください。
ベイトとしては、春はワカサギさえ意識すればだいたいOK
マッチザベイトを目指すのもよし、全く関係なくお気に入りのルアーを投げるのもよし。
ミノーに反応がイマイチならスプーンで。
ワカサギを意識するあまり、単調な釣りになるのはマイナスです。
ワカサギは見えないところにもたくさんいるし、予想外の動きもします。
ワカサギになったぐらいの気分で想像力を駆使してルアーを演出してください。
最も苦労するのが人的プレッシャー
人が多いポイントは避けるか、スプーンで遠投します。
遠投したら表層から探っていって、少しづつレンジを下げてボトムまで行きます。
ボトムまで行ったらボトムバンプやズル引きで。
沖で掛かるトラウトのほうが、よりワイルドなやつが多くなる
ファイトも強烈、水面でかけたブラウンは水面で暴れます。
大好きですけどね(^^♪
ミノーでもスプーンでも、早い釣りと遅い釣りがあるので、うまく使い分けて春のトラウトを楽しみたいですね!
ボートキャスティングは風上から岸際を撃とう
春のボートからのキャスティングゲームは、陸っぱりと同じくワカサギを探すのと、水温が上がりそうな場所へ次々と移動していくのが一般的には定石です。
岬やシャロ―、ブレイクラインをチェックして、その日の魚がどこに多くいそうか観察して効率よくポイントを移動しましょう!
しかし僕は湧き水を一番信用しています
湧き水を信用する理由は、ここ数日の天候に一切左右されないからです。
芦ノ湖は大きな流入河川がなく、ほぼ湧き水と雨水の巨大な貯水池です。
そのため1年を通して湧き水が湖底のあちこちから湧出していて、当然そこは水温が安定しています。
僕は、気象が不安定な時ほど湧き水に魚が集まると思っていて、これはけっこう当たります。
ルアーのアクションは、スローでストップ&ゴー程度が効く
ボートポジションや風の関係でなかなか思ったようなアクションができないのが実際ですが、ボートをうまく風に流しながらスローに誘えると釣果がアップしますよ!
ボート釣りの注意点
陸に近づきすぎないことが一番大事です。
魚との距離を取ったほうが釣れるのはもちろんですが、陸っぱりの釣り人に近づきすぎている船をよく見かけます。当然お互い釣れませんね。
これはボートの人が気を付けてディスタンスを取るしかありません。
うっかり近づきすぎてしまったら挨拶して陸から離れるようにしてください。
移動する時も、できるだけ岸から離れたコースを走って、広い湖ですから譲り合って楽しく釣りをしましょう(^^)
まとめ
- 解禁直後から4月は朝晩を中心に冷え込みが厳しいので防寒対策を万全に。
- ワカサギと湧き水がねらい目。
- 5月はトラウトとバスの両方が楽しませてくれる。
駆け足で春の芦ノ湖攻略をご紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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