カムチャッカ半島、オパラリバーのサーモン五目釣り | TOKYO NATURE(S)

カムチャッカ半島、オパラリバーのサーモン五目釣り

ミキージャロシア

僕が初めてカムチャッカ半島を訪れたのは忘れもしない2015年、いや2014年?・・忘れてるやん。

7月末から8月初旬にかけて、東京は猛暑日が連続していた。

そんな中、新緑と清涼のロシア・カムチャツカ半島へ。

カムチャツカ半島、オパラリバーへのアクセス

ミキージャは、太古の昔からカムチャッカ半島に生息するニジマスの原種であるという。

これを釣ってやろうというのがこの旅の最大の目的だ。

僕としてはニジマスの原種にこだわることもなく、ただロシアという掴みどころのない大地で竿を振ることに憧れていた。

で、そのミキージャがいるというオパラリバー。

アクセスはまあまあ大変だった!

飛行機はヤクーツク航空

ヤクーツク航空

ヤクーツク航空。初めて聴いたわ!(笑)

さっそく飛行機来ないし。エンジントラブルでロシアにいるらしい。

1機しかないから、現地から飛行機が来ないことにはこちらから飛ばないとのこと。

早々に成田のビジネスホテルをあてがわれ、僕たちは成田で焼肉を食って前夜祭を行った(*´з`)

翌日、何事もなかったかのように飛行機が来て僕たちをカムチャツカに運んで行った。

成田からペトロパブロフスク・カムチャツキー空港までは3時間ちょい程度。

夏の間しか直行便がないし、年によってもあったりなかったりらしい。

ちなみにヤクーツクは極東ロシア内陸部の街で人口は約32万人。冬の気温は世界の都市の中で最も低いそうだ。1月の平均気温が―40.9度というから想像を絶する(゚Д゚;)

バスと4輪駆動車

ペトロパブロフスク・カムチャツキー空港

ビニールハウス感。いちご狩りはできません

ペトロパブロフスク・カムチャツキー空港はビニールハウス風の空港施設で、イチゴ狩りを思い出す。自販機すらない。

入国審査コーナーも、ホームセンターで木材を買ってきて学園祭の前日に作ったような親しみのわく出来栄えで笑える。

サクッと通過して現地ガイド通訳と観光バスに乗り込み、舗装された道を数時間走る。

延々と続くダケカンバの樹海が美しい。

数時間後、4輪駆動車に分乗して湿原地帯を走り途中の川は車ごと船に乗って渡り、さらに湿地の原野を行く。

カムチャッカの原野をゆく

車ごと川も渡る

途中、巨大なヒグマが並走してきた。きっとじゃれているのだろうがシャレにならん大きさだ(笑)

しかもじゃれているのかキレているのか全然わからないw

遠くの草むらから2本足で立ち上がって様子を伺っている、片耳の欠けた凶悪そうな奴までいる。

ヒグマがいるよー

さすがカムチャツカ。ヒグマの密度は世界一だという。

お願いだから世界一はサーモンの密度だけにしてほしい。

最後は船で

やっとオパラリバーの河口について、ここからは釣りで使う小型の船に分乗して上流のロッジを目指すという。

7月末なのに気温はかなり低く、持ってきたダウンとかウェーダーとかフル装備で着込んで船に乗り込む。

2日かけて移動する予定だったところを、ヤクーツク航空のおかげで1日に凝縮して移動しているため、辺りはすっかり暗くなってきた。

でも僕たちが早く釣りをしたいだろうという意向をくんでくれての強行突破だ。(と言うが代わりの宿や移動手段が確保できないからだろう)

真っ暗なオパラリバーを、座礁しないようにヘッドライトを頼りに上流を目指す。

途中やっぱり座礁した(笑)

次はガス欠だ(爆)

4艘の船が次々に問題を起こしながら、なんとか深夜のロッジに到着。

さすがに疲れた(+_+)

深夜のロッジには、僕たちを歓迎する山盛りのカニとイクラが用意されていた(^^)

深夜のごちそう

深夜のごちそう

カムチャッカ、オパラリバーのサーモン五目釣りタックル

ミキージャのサイズは?ヒットルアーは?誰も知らない(笑)

だって知人は誰も行ってないんだから。でもオパラリバーに行けば、ミキージャに会えるらしいよ!っていう程度の情報だったので、川の様子を想像してタックルを適当に持って行った。

ミキージャ以外にも時期的にはレッドサーモン(現地名ネルカ)、シロザケ(ケタ)、アメマス(クンジャ)、ドリーバーデン(ガリエツ)といったところ。

ロッドはワールドシャウラ 2752R5

フレッシュランのドリーバーデン

フレッシュランのドリーバーデン

これは村田基氏が世界を釣るために作ったロッドの一つで、こちら遠征初心者としては信じて持っていくしかない。

ワールドシャウラのラインナップの中でも5ピースで機内持ち込みサイズの2752をチョイスした。

メインロッドはこれ1本。実際これで十分だった(^^)

あと小物遊び用に渓流タックルを1本。

Stella C3000HGM

もしブッ壊れてもいいように2個用意した。

C3000のハイギアで、スプールは糸巻き量が中くらいのモデルだ。

実際これがちょうどよくて、それ以来北海道などほとんどの遠征でこれを使っている。

サンスイN村氏のおすすめはユーザー目線に立っていて本当に信頼している(^^)

PE1.5号にフロロ20ポンド

この時期のこの川にはこれを脅かす魚はいなかった。か、僕の竿には関心がなかった。

7月末~8月初旬は、キングもいないし、シルバーにも早い。

チャムサーモンのブナが80cmほどあって強烈な引きを見せたが、ノットがしっかりしていれば問題ない。

仮に流心で流れに乗ったとしても船で回収に行けるので問題なし。

でも本気でこの川の最大魚を狙う!とか思ったら・・・

もしこの川に1メートルのキングサーモンが遡上するなら3号50ポンドだろう。

オパラリバーのサーモンにおすすめのルアー

ヒットルアーはやっぱりDコンタクトだった

Dコンタクト

Dコンタクトは裏切らない

Dコンタクトは裏切らない

大物狙いは85、小物狙いは63で。

月虫

げっちゅう

月虫(撃沈)。「沈」ならDコンのほうがアクションが好き。

あえてもっと深いとこへってときに「撃沈」を使用。

BUX

BUX

9.3をメインに。流れに合わせて20gぐらいまでは使います。

オパラリバーで釣れる魚種

8月は五目達成可能と思われます!

ニジマス(現地名ミキージャ)

ミキージャ中型

ミキージャは数が少ないのですが、ジャンピングファイトはやっぱり激アツです!

紅鮭(ネルカ)

紅鮭

赤い!かっこいい!

レッドの遡上数はそんなに多くないと思います。

途中に湖のある川が好きなようです。

シロザケ(ケタ)

シロザケ

シロザケはデカいしファイトも力強いので好ターゲットです。

歯が怖いですね(゜o゜)

カラフトマス(ガルブーシャ)

カラフトマスのセッパリ

鼻が曲がって背中が盛り上がって、もっといかつい魚体になります。

平たいからか流心に入った時の水の抵抗が強くて苦労します。

ドリーバーデン(ガリエツ)

ドリーバーデンは良く釣れます

たくさんいて、見て美しい、食べて美味しい、癒しのターゲットです。

サクラマス(シーマ)

サクラマス

カラフトマスと同じようなところにいますし、サイズ感も似ています。

しっぽに斑点があったらカラフトマス、なければサクラマス。

銀鮭

1本だけ釣れてました。シーズン的にはこの後ですね。

アメマス(クンジャ)

こちらもこの後の遡上でしょうか。20~30センチほどのものはいましたが大物は姿見ず。

まとめ

ガリエツも海に下る遡上魚

本当に様々な魚種が楽しませてくれる素敵な川でした。

川の規模も程よく、日本から行くには釣りやすい川だと思います。

ロッジまでが遠いのは自然が深いということで目をつぶってください(^^♪

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