あの幻の魚イトウが、イワナ釣りのような透明度の渓流で釣れる!と聴いてから数年。綿密な計画を練り、とある山奥の渓流にブッ込んできました!
本当に渓流にイトウがいた!
イトウ釣りと言えばトロンとした緩い流れの湿原河川か沼ですね。
しかし今回はイトウ釣りの常識を覆す、クリアウォーターのド渓流に挑みました。
景色はほぼロシアの川
ロシアにサーモンの類を釣りに行くようになって、はや6年。これまで行ったどの川にもイトウはほとんど生息していませんでした。コッピ川で40cmぐらいのを1匹釣った程度です。
今回の舞台はそんなロシアを思い出す、白樺とダケカンバの透き通った香りに包まれた深山の渓谷です。
まさかこんな場所にイトウがいるとは・・・
透き通る水と空気。最高に気持ちいいい!
ヒグマの行動時間をできるだけ避けて、入渓は9時~退渓は2時目標です。
流心ドアップでイトウがヒット
渓流を遡行しておよそ1時間、流れが集まった深い急流が現れました。
アップで遠投してボトムを引くためミノーからスプーンにチェンジ。
一番深く掘れてると思われる部分にイトウがいると仮定して、アップでスプーンを沈め、リフトアンドフォールしているとズドン!とヒット。
クリアウォーターに翻るシルバーの魚体。トルクのあるファイト。
うっすら赤みがかった魚体にイトウを確信!
遂に来た!
ずっと釣りたかった渓流のイトウ。バレないよう慎重に寄せてランディング。
よしっ!
夏の日差しにキラキラと輝くイトウの美しさ。
渓を渡る爽やかな風が、夢を一つ叶えた高揚をさっと撫でていくのでした。
渓流イトウが連発!
この後も遡行を続けていくとオイシそうなポイントが続きます。
2本目!
ストラクチャーの陰からRapala CDJ7に飛びついてきたのはまた美しいイトウ!
ヒャッホー♪
さらに3本目!
ピンポイントでキャストを決めていくと、いいところでヒット!
月虫(浮)に水面を割ってド派手なバイト!
こんな美しいイトウが1日に3本もキャッチできるなんて夢のようです(*´з`)
さらにミラクル4本目
絶好調でキャストもビシバシ決まります(^^)
Rapalaカウントダウンエリートを流れになじませてジャーク・・・
出ました4本目!アンビリーバボー( ゚Д゚)
とにかく最高!これは何かのご褒美に違いありません。
出来すぎてビビります。帰りに熊にでも襲われるんじゃないかと警戒しましたが無事に退渓できました(^^)
イトウはひたすら美しかった
この釣りはポイント10cm以内に決められるキャスティングの精度が命です。
あらゆるルアー釣りの粋を集めたような楽しさがあり、そして釣れる魚は限りなく美しい。
幻の魚と言われるイトウですから、個体数はそんなにいません。
釣ったイトウを持ち帰ってしまってたらすぐ絶滅するでしょう。
しかし残念ながらイトウを守る条例がほとんどないのが事実。
だから産卵期にはイトウ釣りをしないとか、釣ったイトウをキープしないとか、個人でできることをやっていく必要があります。
イトウの未来は我々アングラーの心がけ次第ということでしょう。
これからもイトウの川がひっそりと美しくつながっていくことを祈ります。
ところで、夏でも虫や日焼け対策で長袖を着用したいわけですが、暑いのは困りますよね。そこで今回も着用のインナーシャツ「氷撃」をおススメします!
汗をかいても風でヒンヤリ冷感が長続きします。とりあえずめっちゃ涼しいので夏はこれしかない!って感じですね(^^♪