毎年3月1日は芦ノ湖特別解禁釣大会!
真冬の禁漁期間が解禁日をいっそう楽しくしますねー(^^)
ここでは、初めて芦ノ湖に行ってみたい人のために「どんな感じ?」っていうところをお伝えします。
毎年3月1日は芦ノ湖特別解禁釣大会です
何度やっても毎年ウキウキしてしまいます。
さて特別解禁日の楽しみ方とは?
特別解禁当日朝の様子
寒風吹きすさび、水たまりはカチカチに凍っていることも。
大会当日は、前日から駐車場で車中泊をしている人もたくさん見かけます。
朝5時ごろから受付がはじまり、当日券を買ったり仲間と合流してタックルをセットしたり。
そして各々「今年はここで始めるぞ」というポイントに向かいます。
朝6時半、エアホーンの合図でスタートします。
それまではポイントに入ってもいいのですがルアーやフライをキャストしてはいけません。
真っ暗なうちから場所取りをする人もいるほどです。
しかし大体3月1日といったら最低気温はマイナス、水温も6度台と超寒いことが多いものです。
近年は温暖化の影響で解禁日もそんな厳しい寒さは少なくなりましたが、
過去には、数日前に降った大雪で特別解禁が中止になる事態も起きたほどで、山の天気は予想が難しいものがあります。
水温も以前は6度台で解禁を迎えていましたが最近は8度台まで上昇しての解禁が多いと感じています。
低水温、低気温でも魚は元気
気温水温ともに低いときにはロッドのガイドについた水が凍ります
キャストしてて何か引っかかってルアーが飛ばない、と思ったときはガイドがレンズのように凍っています。
PEラインも水を含んで凍ってしまうと使い物になりません。
そんな時はコレ!凍結防止スプレー
そんな寒いなかでも魚は元気です!
大会スタートから次々とロッドが曲がり、
まあ、・・だんだん渋くなりますが(^^)
開始30分もあれば魚がスレてきますね。
そこからが大事です。
どうやってヒットに持ち込むか考えていろいろなパターンを試して、結果が出せるのが解禁日なのです。
そして解禁日は大物のキャッチも多いので、タックルも多少強めで用意したほうが無難です。
特別解禁の料金は前売り5000円
前売り券6000円、当日券7000円、障害者券3000円、中学生以下無料。
現場券は10000円です。当たり前ですがしっかり券を買って釣りを楽しみましょう。
FISHPASSでも取り扱いがありますので釣行前に買えます。
特別解禁の前売り券購入方法
詳しくはこのサイトの年券の購入方法のページへ。
もしくは芦ノ湖漁協のサイトでチェックしてください。
特別解禁のポイントとタックル
特別解禁ならではのパターンがありますのでちょっとだけ書いておきます。
特別解禁日のポイント
直近で放流された魚は放流場所からあまり動いていません。
箱根湾、元箱根湾、湖尻など一部の放流ポイントで爆釣することもあります。
「キャンプ場」前や「のざきボート」前や箱根湾のボート屋前といった特別解禁日の実績ポイントがありますので事前にチェックしておくと爆釣に近づきます。
ワイルド化した魚を釣るには、放流ポイントじゃないところでディープが近いシャロ―や、深めのブレイクラインがいい気がします。
例えば大島東側とか、ムジナ窪の入り口あたりとかですね。
あとは白浜でもちょっと脇とか、ワンドの奥じゃなくてワンドの入り口側からアプローチするとかですね。
九頭竜もど真ん中じゃなくてずーっと横にスライドしていったあたりとか。
セイケイあたりでも、養魚場の目の前や青屋根じゃなくてもブレイクラインを探ればトラウトには出会えます。
解禁日は最初はめちゃくちゃ浅いところにも魚はいますが、ウェーディングなどによるプレッシャーですぐにちょっとだけ深いとこに移動してしまいます。
最初の数十分はシャロ―や水面近くで釣れていても、人的プレッシャーですぐに深めのレンジになってしまいます。
これはしょうがないので、釣り人の方で魚にアジャストしていきましょう。
解禁のルアーセレクトはスプーン小さめで。飽きたらミノー
解禁で放流マスを狙うなら3~5gのスプーンがおすすめ
まず表層から反応を見て行って、ってすぐ釣れちゃうことが多いんですが、だんだん下げながら当たりレンジを探っていきます。
釣れたらそのレンジを再度トレースしてもう1匹狙います。
反応なければレンジを下げて釣っていき、ボトムまで行ったらボトムノックやズル引きやデジ巻き、反応なくなったらミノーにチェンジします。
ミノーは7~9cmのフローティングミノーから始めてサスペンド、次にシンキングペンシル、最後にシャッド系のものでボトム付近をスローに使うことが多いです。
かなり早い巻きで誘っている人を見かけますが、僕はスローでやった時のほうが釣れる気がします。
でも速いルアーの動きにはバイトがはっきり出るのでフッキングしやすい傾向があります。
どちらでも釣れますので、お好みで(^^)
フローティングミノーは飛ばないから使わない、という人もいますが、そんなに飛ばなくても釣れます。
飛距離よりも大事なのは着水音だと思っていますので、より静かに着水させてあげたほうが魚に好かれます。
特別解禁日のタックル
大物の確率が高い日ですから、ヤワな管釣りタックルだと危ないです。
通常の芦ノ湖ウェーディングで使うタックルはこんな感じです↓
ボートでしたら、ロッドを若干短くすると取り回しが良くて釣りやすいです(7フィート程度)。
ボートシーバスロッドの弱めのやつもいいですね!
リールはシマノだったら2500番か3000番。
ラインは「PE1号にフロロリーダー12ポンド」か、「ナイロン12ポンド直結」をおススメします。
小物を狙っていても大物がかかる可能性があるのが解禁日ですから要注意ですよー!
大物が釣れたら検量にいこう
解禁なんでモンスター級が泳いでいます。
芦ノ湖に通う誰もが憧れるモンスターブラウンも解禁日はチャンスが大きいと言えます。
しかもスレてない魚を釣るわけですから、誰にでもチャンスがあります。
もしデカいのが釣れたら検量に持ち込んでみましょう。
検量にエントリーできるのは以下のサイズです
- レインボートラウト60㎝以上
- ブラウントラウト40㎝以上
- サクラマス40㎝以上
- イワナ40㎝以上
- ブラックバス40㎝以上
表彰台に上がってくるのはだいたいレインボー60cm台後半~、ブラウン50㎝弱~、サクラ45~、イワナ50~、ブラックバス50~ってとこですが年によっていろいろです(^^)
私は以前、ブラウントラウトの部で入賞したことがありますが検量に持ち込む=殺してしまうことになるので躊躇しました。
でも特別解禁の釣り大会だし、祭りだし、ということで持ち込んでみたところ入賞できちゃいました。
おかげで豪華な賞品がもらえたし、表彰されて記念にもなりました。
魚はもちろんおいしくいただきました(^^♪
検量はそんなことになるので、殺生したくない場合は検量に持ち込んではいけません。
で、解禁日って何でそんなに盛り上がるの?
「祭り」とか「儀式」とか言われますが、そうかもしれません。
個人的には「始業式」が近いかなと思っています。
解禁日が迫るとワクワクそわそわしていますし、当日は「今年もここに帰ってきたな~」と思います。
何が釣れても、たいして釣れなくても、始まったそのシーズンのこれからを想像して「なんか楽しい」。
好きなルアーで好きにアクションして、水中の様子を想像して、ヒットシーンを妄想する。
でもそれだけでは満足できないから、どうやって「いい魚」を釣るかを一生懸命考える。今年はどんな感じでシーズンを楽しんでいこうかな、と思いをはせる。
当日芦ノ湖にいる誰もが、そんなワクワクした気持ちでいっぱいになっています。
その浮かれた感じが、まだ極寒の芦ノ湖をちょっとだけ熱くしているのです。
解禁日にはそういう、シーズン中とは少し違う趣があって僕は好きなのです。
2020特別解禁日は清掃活動をやりました
今年はどこで解禁を迎えるのか?は2月になると多くの釣り人が話題にするところです。
芦ノ湖や桂川、狩野川など選択肢が多くて迷います。
でも最近は特別解禁日は釣りしないで静観するのも一興だなーと思って、軽く清掃活動でもしながら皆さんのご活躍を見守ることもあります。
いずれにせよ、富士山見ながら芦ノ湖で解禁を迎えるのって最高ですね!
それでは今年の芦ノ湖もよい釣りを!!
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