朱鞠内湖の秋は難しいよ~。春みたいに簡単には釣れないって
まあそうは言っても行きたいじゃないですか。朱鞠内湖のあの景色、秋もまたどんなに素晴らしいんだろう♪
春に出会えたイトウたちも秋はどうかな?どんなパターンに反応してくれるんだろう?
・・というワクワクを抑えきれず、難攻不落といわれる秋の朱鞠内湖にチャレンジしてきました。
旭川空港からレンタカーで朱鞠内湖へ
ニッポンレンタカーで借りましたが、このように数社同じところにありますので、少しでもマイナーなとこで借りたほうが空いててすぐ乗り出せます。
夕刻の朱鞠内湖に到着!紅葉が美しいですね(^^)
秋の朱鞠内湖のイトウ釣りシーズンは10月
低水温を好むイトウですから、水温15~6度になってやっと秋シーズンがスタートです。
10月から11月上旬がベストシーズン
水温15~16度になるのはだいたい10月初旬。いま10月下旬は水温も10度前後。イトウにとって最適な環境ではないでしょうか!
そして秋のイトウは冬に向けて荒食い!と言われていますよね。でも朱鞠内湖は湖なので冬になってもワカサギやアメマスなどのベイトは通常通りにいるし、低水温に強いし、荒食いする必要もないんじゃないか?
だとすると朱鞠内湖の秋イトウのベストシーズンを考えるうえで必要なのは、適水温のみかもしれませんね!
ちなみにメインベイトのワカサギのサイズはこんな感じ。
想定外の小ささでマッチザベイト無理!
朱鞠内湖のどこに行く?秋のイトウポイント
エサを食べたいイトウはシャローに来ます。お気に入りのシャローを見つけて攻略しましょう!
渡船でポイントへGO!
管理棟に釣り券の自販機があります。1日券は1100円。
渡船の時刻は季節によります。こちらで希望の渡船ポイントを記入して提出。
思い思いのポイントへ、夜明けとともに乗合で渡ります。ポイントはかなり多くあるし、どこがいいのか予想がつかないので「おまかせ」もできます。
まずはイタリア半島へ
直近でモンスタークラスが上がったということでイタリア半島に上陸しましたが不発。
しかし延々と続くシャローエリアはその可能性を見せてくれました。先端だけディープが近く、面白そうなポイントです。シャローに来ないイトウもきっとこのディープに潜んで暗くなるのを待っている気がします。
荷物は少なく。ウエストバッグとサーモンネットは身に付けますが防水リュックは上陸地点あたりに置いといて基地にします。食べ物も入れておくので匂いが出て熊が来ないように密閉できるものがおすすめ。ダウンジャケットも暑くなったらリュックに収納しておきます。
イタリア半島から見た北大島。水面に映った雲にも挟まれて幻想的な景色。
かと思えば、急に晴れてこんな風景に早変わり!
めちゃめちゃキレイ!
ほぼほぼウユニ塩湖。いやむしろウユニ塩湖がほぼほぼ朱鞠内湖なのでは?!
という朱鞠内湖はひたすら美しい景色の写真が撮れます(^^)
刻々と移り変わる自然の美しさに見とれるだけでも行く価値アリ。
これでイトウ釣れたら言うことなしですね♪
午後は葵島(あおいじま)へチェンジ
午後はポイント移動!葵島は朱鞠内湖の北西部に浮かぶ周囲数百メートルの小島。上流からの流れが当たって左右に割れていきます。
島の西側はベイトフィッシュのモジリが多く、期待が高まりましたがノーフィッシュ。
こういった冠水したヤナギの隙間もルアーを通していきます。朱鞠内湖はシングルバーブレスなので意外と根がかりしにくいのです。
夕刻、島の南側ドシャローで釣友がイトウをバラしました。惜しかった!ヒットルアーは9cmのフローティングミノーでした。
適当なアメマスが遊んでくれましたが釣果は以上!
明日に期待しつつ、酒飲んで寝よ(^^)
ちなみに「レークハウスしゅまりない」はアルコールいろいろ置いてありますので、リクエストすれば飲めます♪
そして運命の北大島(ほくだいじま)へ
翌日は、昨日朱鞠内湖中の誰も釣れていないのにここでフライマンが数本釣ったということで北大島に渡船してもらいました。
「ミスター朱鞠内湖」こと中野氏からのアドバイスは「ドシャロー、水面直下、小型ミノー」とのこと。
ここまで11~15cmのミノーを中心にスプーンも投げてきましたが、小型ミノー1本に絞って表層付近を探ることにしました。
水際から距離を取ってランガンしながら、シャローに小さいミノーを投げ続けます。
上陸から1時間後、i字系シンキングミノーが「ズっ・・」と吸い込まれるアタリ!
違和感を感じてフックアップすると、直後に水中からズッシリした重みが!
「来たーッッッ!!」
大型イトウ独特の重たいヘッドシェイク。ヘッドシェイクの振れ幅がメータークラス!
一度は寄せますが走られます。怪力でドラグを引き出していくイトウ。力強くズルズルと沖に走ります。
しかしタックルは今年の春に猿払でモンスタークラスを獲っている信頼の組みあわせ。
このクラスの魚はドラグの滑りとロッドの曲がりをコントロールしながら徐々に寄せていく戦法です。
そして遂にランディング!
獲ったッ!
でか!!
ただならぬラスボス感!
痩せていて頭がデカいイトウ。朱鞠内湖は大河に比べるとエサが少ないのでしょうか。
猿払川だと海に行ってイワシなどをバクバク食べているので、特に秋はコンディション抜群のムキムキのイトウが釣れますがここ朱鞠内湖ではそうもいかず。
成長速度も遅いかもしれませんね。でも、風貌が独特で表情が豊かです。
それだけに貴重な1本と言えるでしょう!
>この釣行でのイトウの写真を中心に再編集したスピンオフページ
朱鞠内湖の秋イトウに効くルアー
ホントはセイラミノー70Sと言いたいところですが生産中止になってしまったので、以下2選!
ワンダー
ベイトに寄せるならワンダースリムリーチ70がおすすめです。
デッドスローに引いても意外と沈まないのでシャローで使えますし、朱鞠内湖はそんなに遠投するポイントも少ないので小さくて十分。テールにティンセルつけてもいいと思います。
ラパラCDJ7
ボトム狙うならラパラCDJ7でしょう。
しかもシングルバーブレスにするととってもいいことがあるんです!
それがこちら。まずCDJ9のノーマルフック↓
続いてCDJ9のシングルフック↓
神かッ!
なんとテールが軽くなるのでテールだけ浮くんです!これは根掛かり回避率急上昇ッッッ!!
しかもベリーのフックも外してしまえば最強のスナッグレス性能を発揮。リップで底の泥をホジホジしてあげればイトウが血相を変えてバイト!となるはずですが今回は釣れず。でも良さそうでしょ?超おすすめです(^^)
ちなみにCDJ7に同サイズのフックを付けるとちと重いので、ワンサイズ小さいシングルを付けましょう。
>タックルについてはこちらのページに書きましたのでご覧ください。
根掛かり回収棒
これ超使えます!今回も3回使いましたが全て回収できました(^^)
まあ近距離の根掛かりだけですが、ありがたや~。
「如意棒」と呼んでいます。いくつかのメーカーから長さもいろいろ発売されてますので、ぜひ1本ご持参されることをおすすめします♪
朱鞠内湖のお土産
朱鞠内湖はマイナス20度は普通!
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
厳冬期は寒すぎてダイヤモンドダストが見られるそうです。
いや、それじゃない。
目線入れても何か罪が軽くなることはないでしょうが。まあこういうやつです↓
そんな朱鞠内湖でお土産と言えばこちら!「サクッとワカサギ」
これは朱鞠内湖ワールドセンター(レークハウス)謹製のおつまみで、素朴な味がクセになるやつです(^^)
朱鞠内湖のワカサギのサイズがわかる、釣り人にとって貴重な情報が盛り込まれたお土産なのです!
味は醤油風味と生姜風味があります。
このように3本ぐらいまとめて食べるとなぜかうまさがアップ!ワカサギは先日芦ノ湖で堪能しましたが、こちらも美味しゅうございました。
生息地(生息池?)によって微妙に味が違うらしいので、ぜひ朱鞠内湖の「サクッとワカサギ」も召し上がってみてください。
イトウは驚くほど浅い場所にもいます。朱鞠内湖に行かれる際は、水際から少し離れてそーっと歩いてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!