春イトウ最盛期の猿払川には初めて来ました!
昨年はもうちょい遅かったので空いてましたが今年は・・・こ、これが最盛期かっ!
激込みの猿払に突入です。
北海道は夜明けが早い=朝マズメが早すぎる
朝3時にアラームをセットして起床!
早すぎて熊でないのか??
てか、みなさん早いよ!早すぎるよ!
早朝は熊怖いな~(>_<)
とにかくスピーカーで音楽ガンガン鳴らして笛吹いて、熊鈴も2つ付けて、熊スプレーも腰に付けて。
などとビビッてたのは俺だけの模様。
4時ごろ現場に到着すると、猿払川河口のサーフには人がびっしり。
河口の堤防にも左右に5人づつぐらい乗っかってるじゃありませんか!
子供のころのサビキ釣りを思い出しましたww
川にも余裕でウェーディングアングラーがずらりと並んでいます。
さすが全盛期。辺境の猿払でもこうなるのか。
もう祭りですね!これなら熊も出てこれないでしょう。
ポロ沼の入口に侵入
今年もここに戻って来た!私のイトウ釣りは10年前、ここから始まりました。
その時は秋シーズン。
2日間ボウズで帰る日の朝、爆風向かい風の中で起死回生の一本を獲ったメモリアルな釣行でした。
それ以来ほぼ毎年来るようになって、90cmオーバーは3本。
昨年は6月に極太95cmを手にすることができたのでした!
メーターオーバーはやはり夢ですが、サイズに関しては一旦満足してしまったところがあります。
あの1本で「メーターはそのうち釣りたいな」っていうゆるい目標となり、もっと「1本のイトウを深く楽しみたい」という趣旨に変わってきました。
だから今年はがつがつせず、このイトウが育つ奇跡のフィールドを全身で楽しみたい!という気持ちで川に向かいます(^^)
ポロ沼の入り口でミノーを投げている時、ベテランぽいナイスミドルが現れたのであいさつすると、「出てますか?」と聴かれたので「これからですね!」と答えると「フフ・・」と微笑されて湿原の奥地へまっすぐに進んでいかれました。
あのシンプルな装備、目的を持った足取り、自信と余裕の表情。かなりできるアングラーとみた!
その後もベタ凪に投げ続けていると、風が吹いてきてさざ波が。
チャンスと思い潮目、流れの合流、ミオ筋、カケアガリ、あらゆるポイントにこの旅一番の集中力で立ち向かいましたがあまりに何もないので移動。
不発につき猿骨川に移動
ここも好きなポイントだなー♪
いつも空いてるし。しかしあの河口の海イトウの人気はすごいな。
でも釣れたイトウを砂浜にズリ上げたらイトウの眼球が傷ついちゃうことわかってんのかな?
ラパラから魚へのダメージを軽減するマットが発売されてるから、皆さんあれ持って行くのを激オススメしたい!
おすすめルアーは白いラパラCDJ9
猿払にしろ猿骨にしろ、このステイン色の水で目立つのはズバリこのホワイト!
チャートやピンクもいいですね。
フックは根掛かり回避のワンフック仕様。
しばらく投げますがライズもなし。流れも効いてるし悪くなさそうなんだけどな~
一息入れよう。シャアもそう言っている。
腹も減るよね、朝飯まだだったのでアーモンドチョコをもぐもぐ。
これでジオンはあと10年戦える。
7時までやりますがノーバイトでホテルに朝食を摂りに戻ります。
昼頃からが良さそうなので一旦寝ることに。
窓からはのどかな春の景色が♪
猿払川本番!行ったるでイトウ
一休みして気合十分、河口は相変わらずいっぱいなので人気のない猿払川中流域へ!
猿払橋上流へ
ここも実績ポイント。期待が膨らみます。
今回導入した自撮りスティックが超便利!
いまさらですが自撮りスティック偉大です。伸びるし、リモコンだし。
小移動してラパラCDJ7を巻いているとヒット!
本日初のヒットに期待が高まりますがウグイさんでした。
猿払川イトウポイントを開拓
4駆で来たし、未知なる一歩を踏み出す!
適当な土手をラングラーで走破
まあこれだけでも気持ちいいんですが、一応ポイント探してます(^^)
いい写真だ!
ここで釣れる気がするw
薮を漕いで川に出ると超釣れそうなポイントです!
しかしメガサイズのヒグマの足跡発見。
やばいよ、ラパラがこんなに小さいよ~
このヒグマはラスボス級だな。こんな奴とはプレイスポットを共有できない。
といいつつ笛を吹き続けながら2投だけして撤収!
おやつタイム
イトウの漢字はご存知のとおり魚ヘンに鬼。鬼退治といえばきび団子ですね!
なぜか途中のセイコーマートで売ってたんですよ。
北海道産きび仕様!
これで釣れたな。
あ、きび団子は家来に食べさせるものか(^-^;
まあいっか。いただきます。
遂に出た猿払川のイトウ!
猿払川上流に再チャレンジ
ポイントは猿払橋上流
今日はここな気がするんだよね。
土手から川まで、一見原っぱに見えますがここは湿原。
この草の下は泥でぐしゃぐしゃです。
きっと何千年も積もった枯草の上を歩いているのです。
前日からのベイトの感じ、潮の満ち引き、現在の流れから予測してここだろうな。
陽も高いのでボトムを中心に探ってきます。
まずカニがヒットw
ごめんよカニさん。
来た!猿払川のイトウ
トゲウオの群れが足元を行き来したり、ボラ稚魚っぽいのがチラホラ。
風も出て、雰囲気出てきました!
カケアガリにスプーンをボトムバンピングしていたその時、
「ガツガツっ!」とアタリが!
すかさずフッキングを決めるとテーパー&シェイプのナモト710がバットからブチ曲がった!
「来たイトウ!」
フッキングした瞬間それとわかるイトウの重量感。
からのトルクフルなファイト。
半年ぶりにイトウとライン1本で繋がっていることを確信!
グラスロッドが適度に衝撃を吸収し、ライトラインの釣りを可能にする。
それでもドラグをズルズルと引き出して最後まで抵抗する猿払川のイトウ。
これは、世界遺産でいいんじゃないか?
薄茶色の水中でギラギラとファイトするイトウを見ていると、いつも夢の中にいるような錯覚に陥る。
遂にランディング。
持っててよかったサーモンネット!
足場のある場所でもランディング成功。
傷ひとつない美しい魚体。このまま、大きくなってくれ!
強く美しい魚体。アベレージサイズだけど、腹パンパン。
海でおいしいものたくさん食べてきたのかな?
再開の誓いを交わして川へ逃がしてやった。
心無い釣り人に釣られないように気を付けるんだよ。
猿払川のタックル
ロッド/テーパー&シェイプ グラスウェイ ナモトX GNAXS-710LMS
リール/ステラC3000HGM
ライン/PE0.8号 フロロリーダー30cm
ルアー/BUX9.3g
ネット/ラバーコーティングのサーモンネット
釣りとは、人生に潤いを与え、より豊かにしてくれる文化である
by Fishing Cafe
ありがとう猿払。
今年も湿原のヌシに出会えました。
サイズはヌシ級ではないけど、本当に美しい魚体でした。
これからもこの釣りが長く続けられるよう祈ります。
我々アングラー1人ひとりの心掛けが未来を作ります。
イトウにやさしい釣りを!
あすは朱鞠内湖を目指します。