ガリエツとは、日本で言うオショロコマの降海型でドリーバーデンのことです。
ロシアの川で釣りをしていると、まるでウグイのように、いやもっと簡単に釣れちゃうんです。
バス釣りの時のギル、シーバスの時のボラ、シイラの時のサバ、そんな感じで皆さん完全に外道扱いですが、ちょっと待ってください!
実はサイズもファイトもまあまあじゃないですか。
しかもあの婚姻色のドリーバーデンの美しさときたら、淡水にはない、海水にもいない独特の可憐さ。
それだけではなく、食べて美味しいんです!
ここでは、そんなドリーバーデンの魅力を紹介します(^^)
カムチャッカのガリエツ(ドリーバーデン)おすすめタックル
専門に持参する人もいないと思うんですが、持って行ってもいいと思います。
ロッドはML、リールは3000番
何でもいいっちゃあいいんですが、普通に50cmのイワナだと思うとちゃんと釣ろうとしますよね。
流れもあるので、そこそこ強いロッドが必要です。
おすすめルアーはスピナー
ミノーでもスプーンでも釣れます。
しかしスピナーが一番早いです。たぶんエサより釣れます。
とりあえずAR-Sの重いのを投げてください。
絶品!ガリエツグルメ。ドリーバーデンは美味しい!
キングサーモンを狙ってても、昼頃になると急にガイドが「ランチ用にガリエツを2.3匹キープしよう」と言い出します。
いやいや、いくらガリエツでもそんなにうまいこと釣れるわけが、
釣れちゃうんですねー(笑)
ガリエツ料理(ドリーバーデン料理)アウトドア編
さばいて、味付けして、ホイルに包んで焚き火にポイ。
はい出来上がり!
ビールも忘れずに(^^)
そしてスープが絶品!!
最後にハーブを入れてからの煮込みが大事らしく、いつも「最後の仕上げをしてるから10分待って」と言われる(笑)
他の魚よりアブラあっさりめで、ダシはしっかり出て、うまいんです。
こんな美味しいなら日本人としては刺身で食べたいですよね!
でもドリーバーデンは降海してるから生食はNGなんです。
ガリエツ料理(ドリーバーデン料理)ロッジ編
ぶつ切りにして多めの油で焼いたもの。シンプルだけど美味しい。
まるまるオーブンで焼いて輪切りにしてレモンを挟んでいくというやつ。
わーいハンバーグだ!と思ったらガリエツハンバーグ、ドリーバーデンハンバーグ、もうどっちでもいいですね。
そうロッジにはソーセージ以外はトナカイの肉しかなかったのだった!
ガリエツの干物(ドリーバーデンの干物)
カムチャッカのスーパーではドリーバーデンの干物や燻製が。
1キロおよそ700円なのでそんなに安くはない気が。
日本に持ち帰ってグリルで焼きました。
身がしっとりしてて旨い!
河畔には先住民族のエベン人が漁をしたり燻製を作る小屋が建てられていました。
きっとあそこでこういうのを作って現金収入にしているんでしょうね(^^)
これに合う酒はやはりウォッカしかないでしょう。
ウォッカ・ストリチナーヤ・エリート
まとめ
僕らが疲れている時にはその美しさで魅了し、本命が釣れない時にもほどほどにヒットして僕らを癒し、腹が減ったらその身を犠牲にし、ドリーバーデン何というありがたいお魚なんでしょう!
しかもあの数。湧くように川底に並んでいることもあります。
可憐な美しさも、きっとカムチャッカの川の妖精なんでしょう。
ドリーバーデンなんてシャレた名で呼ばなくても、僕はガリエツが大好きです(^^)
日本で食べられないのかー?
まず売ってません(*_*)
獲って食べようったってドリーバーデンは日本ではオショロコマですから、こんなもんです。
かわいすぎる!
獲って食う人は鬼なんじゃないかとww
ドリーバーデンとはサイズ感が違いすぎて、腹の足しにもならないのでやめましょう。
そして生物的にはトラウトじゃなくてチャーですから、イワナを食べてみてはいかがでしょうか?
ぜったい美味いでしょう!しかも日本の養殖イワナなら降海してないので生食もオッケーだと思います。
でも海洋生活しないとあの味にならないのかも?ヤマメとサクラマスの違いみたいなもんですからね(^^)
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