芦ノ湖でウェーディングしたい時、風向きによって箱根湾から入るか元箱根湾から入るかお好きな方をチョイスできます。湖尻もあります。
今回は元箱根湾から入るコースをご案内。
水位が低ければレストラン下以外は湖岸伝いに行けますが、深い所や滑る所がありますので気を付けて。
安全第一で行きましょうー!
芦ノ湖ウェーディングポイント・神社下~山のホテルエリア、前編
箱根神社の第3鳥居の下から遊歩道を少し歩くと、獣道のような、湖岸に出る釣り人道があります。
好きなところから適当にエントリーしたら右方向へずーっとウェーディングで釣っていきます。
芦ノ湖にウェーディングしている前提で、ポイントを順番に紹介しましょう!
第3鳥居下
近場ながら侮れないポイント。
放流場所から近いので解禁当初などは魚が多く釣りやすいポイントです。
杭やら枝やらあるので根掛かりに気を付けて。
シングルフック1本で勝負です。
ブレイクラインが近く深いのでスプーンやメタルバイブがおもしろいです。
2021年の解禁ではここで巨大なブラウンを盛大にバラシました。
船倉のスロープ
観光客がいない早朝は魚が岸近くまで入ってきます。
ブレイクの沖に投げて、付いてきた魚がブレイク付近で食ってきます。
ミノーもいいし、スプーンをブレイクに当てるように巻いてもよく釣れます。
秋の朝は、このエリアの前をワカサギ釣りのボートがひっきりなしに曳かれていきますので釣りになりません。
箱根神社下、鳥居の左右
鳥居の両サイドとも、いいブレイクラインと大石が続きます。
観光客のいない時間帯はシャロ―を回遊するトラウトやバスをよく見かけます。
鳥居に乗ったりルアーを当てたりしないよう気を付けて。
私はポイントに入るときと出るときに一礼しています。
石段前
神社の鳥居から少し行くと石の階段があります。
その下に鉄のパイプが伸びていて、日が当たるとパイプが暖められ、早春は魚が付きます。
水位の高いときは石段からキャストしてブレイクを狙います。
低いときはウェーディングして右へ歩きながら釣っていきます。
注意事項
ここからが面白いところですが、深くて危険なのでなるべく水位の低い時にトライしてください。
進み方
作法としては、足音を立てないように注意して進行方向斜め前にキャスト、回収したら岩を一個超えてまたキャスト、という感じです。
危険なもの
まず深いし滑ります。180cmの私が行っても深いです。
ヘビも出ますし、毛虫もいます。
毛虫は、しれっと葉っぱについてて知らない間にさっと触れただけでかぶれますので要注意です。
波が高めの時はウェーダーに浸水するので止めておきましょう。
このコースは無理にトライしなくても、この次のコーナー「山のホテル~養魚場エリア」にスキップしてください。
ここは水位が低い時限定です。
芦ノ湖ウェーディングポイント・神社下~山のホテルエリア、後編
ウェーディングするには深いです。水位の低いときに!
宿り木のトンネル
ここは周囲より深くなっていて、魚が隠れる岩があります。
このエリアは岸伝いをウェーディングしていくうえポイントが近いので魚に気づかれやすくなっています。
ちょっと遠目から狙いたいところです。
2019年10月の台風で木が折れて半分ほどになってしまいました。
さらに2024年にかけて木が朽ちて折れて小さくなっていますが、湖岸にナナメにせり出す朽木が目印です。
亀岩
この巨岩のまわりもなぜか深くなっていて、いかにも怪しいポイントです。
しかもでかい倒木がセットになっているとんでもないポイントなのです!
倒木は枝まで沈んでいるので根掛かり必至。
シングルフック1本で挑みたいですね。
この岩は水位が高いと水面下に隠れています。
コケの大岩
倒木からさらに進むと、岩づたいに湖に巻いて越える難所があります。
ここも周りより深く、ビッグトラウトやビッグバスが身を潜める岩があります。
チェストハイウェーダーとフローティングベスト必須で攻められますが危険度高いので一人では行かないほうが無難です。
巨木の根っこ
デカい岩がガンガン入っています。
この木の下が少し囲まれていて、この囲みに入ると風雨をしのげる何だか落ち着く不思議なポイントです。
手すりの下
レストラン手前の遊歩道から見えている少し開けた場所。
ここのシャローに鯉やフナが群れているときはよーく観察してください。
トラウトやバスが紛れ込んでいることがあります。
この紛れ込んでいるバスはボトムでエサを探しているので、シャッドの巻きで釣れます。
そんな時に使うルアーはこちら↓
これは僕の必殺パターンでもあるのでぜひ試してください!(^^)!
レストラン階段
ブレイクラインが近く、大岩が沈んでいるのでおもしろいポイントです。
岩の沖側に魚がいます。
ボートで沖から近づくとよく見えます。
また水中に階段にぴったりと魚がついていることもあります。
ウェーディングポイント・山のホテル~養魚場エリア
ここまで来ると遊歩道を歩いている観光客も少なく、静かな雰囲気になります。
吊り橋
ワンド状になっていて、トラウトがベイトフィッシュを追い込むポイントです。
シャロ―を回遊するトラウトを見かけることがありますがプレッシャー高めです。
「山のホテル桟橋」に釣り人がいる場合はワンドに降りて右側から釣ります。
ワンド右側からホテル桟橋方向と沖へキャストするのが定番ですが、水位が高いと吊り橋下周辺しか入れません。
またホテル桟橋下をバスが回遊しますので、桟橋に人がいなければキワを狙います。
だいたい砂地なのでスプーンでボトムをやることも多いです。
檜岬
檜が芦ノ湖にせり出したちょっとしたごく小さな岬です。
ここは砂利底でワカサギがよくいます。
ポイントに入って左がワンド状になっていて、そこに魚が出入りする通路がこの岸近くの岩の先のブレイクです。そーっと狙いましょう。
フローティングミノーを浮かべておくだけで釣れたりします。
セイケイの手前のシャロ―
檜岬から右へ2~300mほど続くシャロ―です。
ところどころに出ている岩の沖に小さい岬があると思ってください。
意外と魚います(^^)
セイケイ
芦ノ湖ポイントマップなどでよく「セイケイ」というのを見かけますが、範囲が広くてよくわかりませんよね。なので僕はここをセイケイとしています。
実際のセイケイの施設の入り口は、養魚場のある蛭川河口ですが元箱根からずーっと歩いてくるとセイケイエリアの最初のポイントがここになります。
遊歩道が湖に近づいて降りやすくなっているところです。
25mほど先に岩盤のスリットがあって魚が付きます。
朝夕、そのスリットを超えて手前のシャロ―エリアに入ってきたバスやトラウトがやる気のある個体なので狙い目。もしくはスリット付近から誘い出してシャロー入口で食わせるかんじで釣ります。
青屋根のスロープ
ここも沖に岩盤のスリットがあり、そこを魚が回遊します。
でも大きな沈木もあるのでフッキングしたらアウトです。
しかもヒット後は手前の岩に巻かれないようファイトする必要があるので、明るいときに岩の位置を確認しておくといいですね。
ちなみに手前の岩、たくさんあります。
青屋根桟橋
ここから別荘桟橋の向こうまでは3,4月、10,11月は禁漁です。
桟橋を中心に深くなっていて、トラウトが回遊します。
水位が高いときはウェーディングでは深くてくぐれないので、先に進みたいときは青屋根を巻いて道路から行ってください。
青屋根のサーフ
手前はシャロ―ですが青屋根の桟橋に向かって深くなっています。
ゆるやかなワンド状で、魚がよく回遊してくるポイントです。
ボトムはぱっと見は砂地ですが、岩盤帯にうっすら砂が積もっているかんじです。
養魚場の森
芦ノ湖といえばここ、というファンも多いポイントです。
軽く岬になっていて右からも左からも魚が攻めてきます。
あまり立ちこまず、岩を舐めるようにミノーをリトリーブしてください。
右にある養魚場桟橋との間も1級ポイントなので、浅いときでも横切らず岸沿いに回りましょう。
養魚場桟橋
※漁協の方の仕事の邪魔にならないよう注意
桟橋の左で良く釣れますので、そこに腰まで立ち込んでいる人をよく見かけますがいけません。そこが捕食する所です。
桟橋左ワンド状の真ん中に立ちこまないよう気を付けてください。
なぜかと言うと、沖のブレイクから桟橋左、森の前の岩場にかけてベイトが上がってきやすい地形になっているのです。
真ん中に立ちこむと魚にプレッシャーをかけて通せんぼしてしまうことになりシャローに寄りません。
するとこのエリア全体の魚の動線に影響してくるので注意が必要です。
養魚場シャロ―
養魚場桟橋から、湖に向かって右はシャロ―で、川の流れ出しがあります。
産卵場所になっていますので、立ち入り禁止のロープ内は絶対入らないようにしましょう。
全体に砂地で、緩やかなブレイクラインが続きます。
そのブレイクに魚がいるので、なるべく後ろからキャストしたほうが釣れます。
深く立ち込んでプレッシャーをかけると魚が遠くなります。
ここは僕が72cmのブラウンを釣ったポイントで、その時のヒットルアーはこちら↓
今でも必携している1軍ルアーですが、他にもサスペンドミノーは世に溢れているのでいろいろ試しているところです(^^♪
別荘桟橋
桟橋にはバスが付いていますがスレっスレです。
桟橋先端にかけては深いので気を付けましょう。古タイヤも沈んでて根掛かります。
ここもなるべく後ろから、桟橋先端から5~10m沖のブレイクを狙います。
この別荘桟橋と養魚場桟橋の間はシャロ―フラットで、バックスペースが取れるためフライマンに人気のポイントです。
ここははっきり言って超釣れます。しかしフライ優先というわけではありませんが、ルアーはここじゃなくても竿を出せますのでフライマンがやっている時は譲っておきます。
別荘桟橋の向こう側はウィードエリアで面白いポイントです。バスやナマズも釣れました。
さらに奥側(庭石側)から桟橋方向にブレイクラインを横から攻める位置でキャストすることもあります。
芦ノ湖ウェーディングポイント東岸のまとめ
- 水位によって入れないポイントが結構ある
- 岩系と砂利系と砂系で魚の動きを予測すると吉
- ポイントはいくらでもあるのでこだわらない
プレッシャーが低い場所を見つけて静かに釣ると吉!
養魚場は禁漁期(3.4.10.11月)があるので注意!
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