芦ノ湖の秋シーズン、トラウトは10月中旬からといえますが、ブラックバスは9月になるとシャロ―に入ってくる魚が増えます。
芦ノ湖の秋シーズンは9月から
真夏も朝夕は釣れますが、やはり秋が面白いです!
禁漁になる12月14日まで、ブラックバスは約3カ月、トラウトは約2カ月が秋パターンです(^^)
秋の芦ノ湖攻略。9月はブラックバスのミノーイングがおもしろい
9月になって朝晩の気温が20度を切ってくる頃、芦ノ湖の水温はまだ24~5度。
ピーク時の26度台から少し下がり始めたばかりです。
ミノーイングでトラウトが釣れ始めるのは10月ごろですが、この水温の下がり始める9月上旬から、芦ノ湖の魚たちは秋を意識しています。
夏の間は高水温を嫌ってディープにいた魚たちも、よりエサの多いシャロ―エリアに侵入する機会をうかがっていたのです(^^♪
といっても9月上旬はまだ夏パターン。シャロ―で釣れるのは放流バス、しかも朝晩ぐらいです。
ブラックバスは高水温でも関係なし!と思っている方も多いと思いますが、実はそうでもありません。
より適水温や酸素量やベイトを求めて、居心地の良い場所に移動しています。
なので、まだ暑い時期ほど流れ込み、湧き水、ウィード、風。あとは年中ですがブレイクラインを意識した釣り方が攻略のカギになっていることは間違いありません。
で水温22~23度ぐらいになってくるといよいよ適水温、芦ノ湖の広いエリアにバスが散り始めます。
これがいわゆる秋パターンですね(^^) 9月中旬ぐらいです。
「秋バスは広範囲に~」といいますが、何もないところにはいません。
真夏にはバスが見当たらなかった本来のポイントにも入り始めるだけです。
適当に広範囲に投げまくるのではなく、ストラクチャーや岸から最初のブレイクをキッチリ攻めると真夏に釣れなかった魚がドーンと釣れてくるわけです。
本来の知ってるパターンに戻っただけです。
春先と違うのは、比較的動きの早いルアーや水面にも反応がいい事でしょうか。
ミノーもトゥイッチなど積極的なアクションを加えることでバイトさせることができる楽しい季節なのです(^^)v
10月、水温が20度を切ってくる頃ようやくトラウトがシャロ―に差してきます
この頃の気温はもう10度前後まで冷え込みますのでダウンなどの防寒が必要です。
流れ込みではヒメマスが産卵活動で群れていますし、その卵を狙ってニジマスやイワナがストーキングしています。
夏の間は見られなかった活性の高いトラウトがシャロ―に上がってきて、芦ノ湖の秋のトラウトシーズンが盛り上がります!
だいたい11月あたまの連休ぐらいになるとブラックバスの影が薄くなって、トラウトオンリーになってきます。
多くのトラウトアングラーが盛り上がるのはここからってとこですね(^^)
ここで気を付けたいのがウェーディングの深さです
この時期、せっかくトラウトが岸寄りまで来たいのにウェーディングしすぎて魚にプレッシャーをかけると釣りづらくなってしまいます。
相手はワイルド化した大型のトラウトやブラックバスですから、できるだけ静かにアプローチすることと、ウェーディングで入りすぎないことを心がけたほうが釣れます。
ローライト時は、ルアーのピックアップ寸前に食ってくることもありますので足元まで要チェックです(^^)v
そしてウェーディングでもモンスタークラスのトラウトがヒットするチャンスが高いのが3月と11月。
しっかり対策して釣りに行きましょう!
芦ノ湖の秋のベイトフィッシュ
ベイトフィッシュを制すものは捕食者を制す!
ウグイ
特に夏以降、ウグイの存在を感じます。
流れ込みや泥のシャロ―などにいて、よくブラックバスが付いています。
「付いている」というのは、べったりの時もありますし、少し離れたストラクチャーやブレイクで様子を伺っている時もあります。
サイズもワカサギに比べてそこそこ大きいので、大きめのプラグの可能性を感じます(^^)
ヒメマス
9月下旬以降、産卵行動でシャロ―に上がってくるヒメマス。
その卵を狙っているトラウトはいますが、ヒメマス本体もモンスター級のトラウトには重要なベイトです。
↓このモンスター級ブラウントラウトはきっとヒメマスを丸のみしていたと推測しています!!
ヌマチチブ
地味ですが重要なベイトなんじゃないかと思っています。
サイズは大きいもので7~8センチ。
砂泥底にもいますが岩場にも、コンクリートにもいます。
完全シャロ―じゃなくても10mくらいまでは余裕で生息していますので、まあまあ食われていると思います。
ブルーギル
いつでもブルーギル!
ブラックバスがいそうな場所にはブルーギルがいます。
逆にギルを見つけたら近くにバスもいる可能性が高いのです。
ワカサギ
通年でベイトですが、春はシャロ―にいるので特に感じます。
ウェーディングしていて足元の泥が舞い上がった時に真っ先に群がってくるのがワカサギです。
それだけ単純かつ芦ノ湖に湧いている妖精的な存在なんだと思います。
ただ、春のように瀕死で漂っているワカサギはいなくて、元気に泳ぎ回っています。これが秋の魚が、ルアーのアクション早めでもよく食ってくる理由の一つです。
秋は水温の低下とともにディープに移っていくのでウェーディングしていて見かけることは少なくなります。
ワカサギ釣りのボートが浮いているところが水深どのくらいかをみて、その日のパターンを決めることができます。
>ワカサギを知ればバスもトラウトももっと釣れる!11月のワカサギ釣り
秋の芦ノ湖、ウェーディングおすすめルアー3選!
あえて3個持っていくとしたら、これです。
ミノーはラパラCD9
基本はただ巻きで釣れます。
カウントダウンと巻きスピードによってレンジを刻めますので、水面からボトムまで探ることができます。
オリジナルのフックはイマイチなので、好きなフックに交換するといいでしょう。
芦ノ湖でi字系ならハンクル ジョーダン
波が立ったとき、ジョーダンを水面に浮かべておけばどこからともなく魚が湧いてきてガバッ!ということがよくあります。
春でも秋でも通用します。
もちろん巻いても良し。いまやi字系スモールミノーの代表格と言えるでしょう。
ミディアム以上のスピードで巻けば少しだけ潜るので、そこでストップ&ゴーをかけても釣れます。
またチューニングシンカーを貼ってスーパースローシンキングにするのも好きです(^^)
シンキングペンシルならワンダースリムリーチ
遠投してカウントダウン、ボトム付近をスローに探ります。
これはi字系とも言えますが、よく観察するとフラフラ―っと泳いでいます。
ゆらぎ系ってことでしょうか。
根掛かり予防のため、テールフック1本のシングルにしておきましょう!
芦ノ湖、秋のボートキャスティングは?
どのエリアに魚がいるか探るにはウェーディングよりボートが便利です。
夕方16時とか16時半までなので、ボートを上がってからウェーディングもありです!
芦ノ湖の秋の魚の居場所
バスもトラウトも、居心地の悪くない場所が増えて広範囲に散るので、岬なのかワンドなのか、芦ノ湖の西岸なのか東岸なのか、ディープなのかシャロ―なのかをチェックしながらボートを流すといいでしょう。
マズメ時じゃなくても以外と浅いところに入っているのが秋のパターンです。
ここで大事なのは、やはりポイントに近づきすぎないことです。
ここぞと思うポイントはミドルレンジや少し遠目から積極的に狙って行きましょう!
秋の芦ノ湖、ボートキャスティングおすすめルアー2選
あえてボートに2個だけルアーを持っていくならこの2つ!
チェリーブラッドSR90
飛距離が出るのでライズも打てるし、距離を取って岸際を攻められるのでヒット率が高いルアーです。
プロビア
ブレイクラインで闇雲にミノーを巻くよりは、スプーンでブレイク沿いのボトムを叩いてみましょう。
プロビアは意外と表層も引けるし、芦ノ湖でかなり多くのシチュエーションに対応できるルアーなので必携です!
ウエイトは10gと18gがあればOK!
まとめ
秋は芦ノ湖の美しい紅葉も楽しめるし、空や夕焼けもきれいだし、春と違うのは何より花粉がないんです!( ´∀` )
美味しい空気をいっぱい吸って気持ちよく釣りが楽しめるのが、春先の釣りと違うところです。
また、トラウトもバスも放流から時間がたって、ヒレの回復した美しい魚体に出会えるのも秋シーズンです。
12月になって富士山方向から冷たい風が吹き下ろすとかなり冷え込みますので、防寒対策だけはしっかりしてくださいね!
では秋の芦ノ湖で楽しい釣りをー!(^^♪