私もいつか挑戦してみたいなぁ~とボンヤリ思っていたGTフィッシング。
そのキッカケが突然訪れたのはわずか1か月前!
急遽、エアトリで航空券とホテルを手配し現地へ向かいました。
何事もタイミングが大事なのです(^^)v
パラオGT釣り!アクセスと宿泊
まずは成田を昼前に出発し、グアムへ3時間半のフライト。
トランジットの時間に免税店で買い物をし、旅の無事を祈って乾杯。
グアムからパラオへは2時間ほど。無事パラオのコロール空港に着いたのは21時すぎでした。
空港からもホテルの送迎サービスで難なくチェックインです(^^)
ホテルはダウンタウンのガーデンパレス(garden palace)
ここガーデンパレスは日本人マネージャーなので諸々安心!
快適にステイして釣りに集中できます。
朝食は屋上のガーデンテラスで、ジャングルを眺めながら。
気持ちのいい風が吹き抜け、釣行に期待が高まります!
パラオのGT釣りはこんなタックルで
中型のGTが多いと言われるパラオですが、何が中型か知りません(笑)
とりあえず大物用は借りることにしました。
ロッドは8フィート程度、リールはPE5号が300m巻けるもの
大物タックルは皆川哲氏のものをまるまる拝借(笑)
一回りライトなタックルも活躍
一回りライトなロッドといってもラインはMaxでPE5号の表示です。
青い海に映えるターコイズブルーのロッドに、ライトイエローのポッパーを合わせてみました(^^♪
実際に魚をかけると、そのベンドカーブの美しさに見とれます(^^)
パワー的には20キロのGTを獲るのに最適なロッドと言えそうです。
関東でも大物シイラとか、青物系に良さそう!
リールはステラSW6000を合わせて、PE4号を300m巻き、リーダーは100ポンドを3mほど。
ノットはラインツイスター(太糸用)でキッチリ組みます。
ポッパーにはワイヤーリーダーが付いていたのでそのままリーダーに直結します。
ルアーはほぼポッパー。時々ペンシル
ルアーはSkagit Designsのパンプキンシリーズでキマリです。
190と140を使いました。
トップしか投げるつもりがなかったし、ポイントを次々に移動しながら撃っていくのでほぼポッパー付けっぱなしです。
いよいよ実釣。パラオのGTはトップに出るか?
ガイドサービスはパラオの海を知り尽くした「GT EXPRESS」です。
ガイドの日本人ヒデさんとキャプテンのジミーに任せて、パラオの海へGTを探して出撃です!
初日は様子見ってとこで
まずヘヴィーなタックルに四苦八苦。
投げ方やルアーの操作を教わりながら、パラオのGTについてお勉強です。
途中、浅瀬で泳いだりしながらパラオの海を満喫します(^^♪
2日目、GTのバイトが炸裂しまくる!
パラオは多少強風でも、風向きによって島の西側か東側に出船できます。
2日目も西海岸へ。北上しながら、バベルダオブ島北端を目指します。
ここのガイド船は9時頃出航して5時前には帰港するので体に優しい時間帯の釣行です。
朝イチ、アウターラグーンに点在するパッチリーフの際でGTのバイトが連発します!
ポッパーをいいコースでポッピングさせると豪快な水柱が上がり、GTがボッコボコ出てきます!
しかし僕には1匹もフッキングせず、ゴールデンタイムを逃してしまいました。
ガイドによるとシングルフックでは難しいとのことで、トレブルの付いたポッパーを借りてトライ。
ちなみにパラオのGTフィッシングはバーブレスです。
いくつかポイントを移動して、バリアリーフの内側のリーフの際で遂にヒット!
PE4号に合わせてかなり締めていたはずのドラグがあっさり引き出され、岩礁に擦れて痛恨のラインブレイク。
あれはたぶんデカかった・・・
その後、夕刻の最終ポイントでまたもポッパーにGTのバイト!
ガッツリかけてファイトに持ち込みます!
しかし今度はテールに装着していた3/0のジギングフックが伸ばされてフックアウト。
何というパワー。
この日はGTの圧倒的なパワーに翻弄されて終了です(>_<)
でも、ドラグの加減やフックに必要な強度がわかったし、ロッドの強さ、リールのパワー、ノットの結束強度においても問題ない事がわかったのは収穫でした。
ディナーは釣った魚を系列の居酒屋で
ホテルに送迎付きで、釣った魚の持ち込み調理代は釣り料金にコミコミです(^^)
GT釣りの途中でライトタックルやジギングで釣った、ハタやフエフキなどを刺身や塩焼き、から揚げなど様々な調理法で楽しめます。
こういうサービスうれしいですよね(^^♪
明日は本気出してGT釣らないと!
3日目、サメにカツオを奪われる(笑)
3日目はペリリュー島をめざして南へ向かいました。
戦争の痕跡が残る小さな町で、旧日本軍の遺構や船が今も確認できます。
今日こそGT!と意気込んで出船したものの、苦戦の時間帯が続きます。
気分転換にナブラ撃ち!ってことでボートシーバスロッドでヘヴィーシンキングミノーを鳥山にぶち込むと、即バイト!
「TUNA !」
ジミーがいち早く知らせてくれます。
強烈なダッシュで、150mあったラインがあっという間に引き出されます。
「まじか!」
スプールを見るとラインがあと1列しかありません(笑)
一か八かドラグを絞め込むと、ダッシュがピタリと止まりました。ラッキー!
止めてほしかったのね(^^)
船で追いかけながらラインを巻き取り、あと20mといったところで船の後方から「サメだ!」という声。
「急げーッ!巻け巻け!」
「よし魚見えた!」
あと1m、ジミーがネットを差し出したその瞬間、
ガボン!
船の下からシャークアタック炸裂。ほどなくしてラインブレイク。
サメでかかった。カツオもデカかったけど(泣)
今日はGTの反応が悪いのでジギングを
GTタックル(PE5号、リーダー120ポンド)で140gのジグを沈めてボトムを叩いていると強烈なアタリ!
GTロッドがバットからぶち曲がります。
「でかい!!」
なんとかボトムから少し浮かせて首振りに耐えながらファイトです!
そして魚が横に走った瞬間、「バツっ。」
怪力でリーダーを引きちぎって大海原へ帰っていきました。
あいつ何だったんだろう・・・
最終日、遂にトップでパラオのGTを釣り上げる!
ここまで、パラオの魚たちの強烈なパワーに圧倒されっぱなしの3日間。
GTは未だ釣り上げられず暗雲が漂いますが、ここまでの失敗を教訓にし、最終日に勝負をかけます。
ノットは普段より2倍丁寧に!弱そうなフックや古いのはチェンジ。
バベルダオブ島北東部のドロップオフへ
今日は西寄りの風が強く、2日目に多数ヒットがあったエリアに行けないので島の反対側へ。
点在する浅瀬を撃ったり、ドロップオフ側から攻めたりしながらポッパーを引き倒してGTを狙います。
まずは昨日のリベンジ、カツオをゲット
鳥山にミノーを投げるとすぐヒット!
サメもいないので余裕のファイトです。
ロッドを曲げてじっくり走らせ、止めてからゆっくり寄せます。
カツオゲット!4~5キロぐらいあるかな?
シーバスロッドですがいい仕事してくれました!
テーパー&シェイプから出ているボートシーバス用ロッドで、ラインは0.8~2号。この冬、東京湾で使おうと思っていた竿です。
このサイズのカツオが上がるならランカーシーバスもいけそうです(^^♪
ステラなら3000番がベストマッチですね!4000でもOK。
念願のGT、遂に来た!
ドロップオフ近くのアウターラグーンで、ベイトが集まりそうなシャロ―を発見。
ジミーが風上にボートを付けてGOサイン。
そのシャロ―の向こう側にパンプキン140をキャストして綺麗に水飛沫を出していたところ、真下から豪快なバイト!
「出たっ!!」
シャロ―の向こう側でヒットしたので、潜られるとサンゴ礁に根ズレする可能性が高い。
慌ててボートを動かしてフォロー。
何とか耐えてディープに誘導してファイト!
重い!
根に沿って回遊する魚だから、根の方に帰ろうと必死です。
これがGTのパワーか!
ラインをじりじりと引き出しながらトルクフルな抵抗を見せます。
こちらも必死のポンピングで浮かせにかかります。
うりゃー!!
よし見えた!
ギラギラとシルバーの魚体が光ります。もうちょい!
ランディング!よっしゃ!(゚∀゚)キタコレ!!
「おおおーー!!!」
遂にGT!!南海の王者ジャイアントトレバリー!
GTは、うわさ通り強かった。
手ごわい相手だった。
これでもまだまだ若者。もっとデカい奴がこの海にいる。
いつかまた挑戦できるように願いながらリリースした。
ありがとうパラオ。
ありがとうジャイアントトレバリー。
そしてこのツアーを企画してくれた皆川さん、今度は一緒に!
打ち上げ
念願のGTを釣り上げたら開けようと思ってグアム空港で買ってきたシャンパン、最終日にようやく開けることができました。
あやうく反省会で開けることになりそうでした(笑)( ´ー`)フゥー...
この日に釣った本ガツオを捌いてもらって、最高の打ち上げができました。
お世話になった皆さん、本当にありがとうございました!
今回投げ倒したポッパー↓