桂川を制する者は世界を制す。
と僕たちの間では言われています!
東京から近いし川の規模が手ごろなためか、解禁日や連休などは有名ポイントには釣り人がずらり。
しかも行けば釣れるわけでもなく、アングラーの経験とテクニックが要求されます。
それでも行きたい桂川。可憐なパーマークを纏った渓流の女王ヤマメに会いに僕たちは桂川に通ってしまうのです。
そんな桂フリークが東京、神奈川、そして山梨の地元から大勢押し寄せる、まさに桂川は難易度Aクラスの「難攻不落の尺ヤマメ城」なのです。
禁漁間近の桂川へ尺ヤマメを求めて
今年は解禁しか来ていませんでした(^^ゞ
そんなサボり根性で桂川の尺ヤマメが釣れるのでしょうか!?
効率重視の僕らは夕刻の2時間勝負で
順調に午前中で仕事を片付けて、中央道で山梨へ。
釣友との待ち合わせは15時頃という余裕さ。
早朝から1日中釣り続けるのは疲れるし、大物コンタクト率の低い真昼間を避けて、しかも仕事もやっておきたいというわがまま釣行プランを叶えられるのも桂川なのです(^^♪
秋の風が気持ちいい川で、美しいヤマメを釣る
桂川は切り立った崖のポイントも多く、一見どこから降りるのか迷います。
橋のたもとから降りられることが多いのですが、無理せずまずは川を観察して、道を探します。
畑の横を抜けて降りることも多いので、畑を踏まないように気を付けましょう。
この日は、最初のポイントではシンキングミノーをダウンクロスで撃ちながら下っていきます。
なかなかヤマメからの反応を得られないまま釣り下っていくと、ここぞ!という瀬のヒラキでまあまあサイズのヤマメがヒットです(^^)
ヒレもピンとして美しい、ワイルド化したヤマメです。
秋色になっているとは言い難いですが、うっすらと秋の気配を纏ったヤマメにしばし見とれます。
9月の桂川で尺ヤマメを釣り上げる!
9月なので、産卵を意識したヤマメは遡上しているはず。
遡上していく途中の水深のある淵にいることを想定してポイントを絞っていきます。
これが桂川の尺ヤマメだ!
ポイントを遡っていくといい淵が出て来ました!
2人で慎重に攻めていきます。
淵のヒラキから、対岸の岩盤のキワ、流心の底へと尺ヤマメが潜んでいそうなスポットへルアーを撃ち込んでいきます。
何投かしたあと、ミノーからスプーンにチェンジ。
どアップで投げて淵の底から30cmの範囲をリフト&フォールで探っていた時、ヤマメ特有の「ガンッ!」としたバイトがありロッドが絞り込まれます!
ガンガン首を振って淵底に突っ込むファイトはまさしくヤマメ!
しかもデカそうです!
ロッドのしなりとドラグを活かしてなんとかランディング。
「よっしゃー!!」
初秋の桂川から引きずり出したのは31cmの尺ヤマメでした(^^)
一発デカいのを釣ると気分爽快です!
釣り人って単純(笑)
ありがとう桂川!
桂川の尺ヤマメに使うタックル
桂川の中流~上流域で使用するのは5.6ftのシルファー。
大月より下流域では川幅と水深が増すので、6.8ftのテンリュウのSuper Yamameです。
リールはステラc2000。イグジスト2004やセルテートも使います。セルテートは渓流を始めた頃に買ったもので10年ほど前の機種ですが全然問題ないどころか十分です。
最近のだとダイワのレブロスあたりでも全然OKですので、そんなに気にせず好きなものや持ってるリールで行ってください(^^)
ラインはPE0.6でリーダーはフロロ6ポンド。桂では標準的なラインです。
桂川の尺ヤマメおすすめルアー
やっぱDコンは外せません(^^)他には以下のものがおすすめです。
スミス Dコンタクト63
淵に沈めて誘うこともできるし、流れの中でトゥイッチすることもできる万能シンキングミノー。
大月エリアから下流のメインアイテムです。
スミス Dコンパクト
小粒ながら抜群のバランスで、都留漁協エリアはほぼこいつの独壇場です。
スミス AR-S
まず1匹釣りたい人はとにかくAR-S。
水深や流速によって重さを使い分けます。
チャラ瀬では2、淵に沈める時は4.5g、3.5gはオールラウンドで使います。
ブレードの回転を意識しながらゆっくり巻くのが基本です。
ドロップダイヤ4g
淵にストーンと沈めたいときはやはりスプーンが便利です。
しかもこれは表面がダイヤカット?になっていて光の反射が絶妙なんです(^^)
以前はよくテッペンスプーンのハンマードを使っていましたし、そのハンマードのデコボコやこのダイヤカットがいいアピールをしていると思っています!
月虫55撃沈
ミノーなのにスプーンのように沈みます。
しかもミノーなのでリップに水圧を当ててアクションさせることができるという、ヤマメにとっては悪魔のようなルアーです。
本流のダウンクロスで使います。
固めのロッドとPEラインでしか操れませんがとても楽しいルアーです!
桂川尺ヤマメ釣行まとめ
今回は初秋の風が気持ちいい山梨県の桂川で尺ヤマメを釣ってきました!いかがだったでしょうか?
桂川は川にエントリーできる場所も多く、そこから川の中を歩いてかなり移動しながら釣りができます。
うっかり楽しみすぎると、車までが遠くなります(笑)
休日は人も多いですが、声を掛け合って楽しく釣りをしたいですね。
どんどん場所を移動していく釣りですから場所取りもないし、ポイントはいくらでもあるので心に余裕をもって釣りを楽しむことができるのも桂川の好きなところです。
また桂川は渓相も様々で、ヤマメの付き場を読む力や、ピンポイントにキャストする力、狙ったレンジにルアーを送り込む力など、淡水のルアー釣りに必要な練習が全てできます。
最初は小ヤマメすら釣れなかったところから、やがて尺ヤマメをしとめることができるほどに上達すると、海外の釣り場に行っても結果を出すことができます。
これが「桂を制する者は世界を制す」と言われるゆえんです。
これを読んでくれた桂川に行きたいと思っている人も、これから海外でサーモンなどを狙ってみたという人も、ぜひ桂川で尺ヤマメを狙って釣ってみてください。
その経験が、きっと大舞台で夢を叶える力になると信じています。
では皆さま、良い釣りを(^^)
↓桂で尺が釣れるようになってロシアでキングサーモンを釣った話
事前に練習したい方は奈良子釣りセンターへ
ところで、「いきなり渓流デビューより管釣りで練習してから」という方!
桂川の支流をそのまま使った管理釣り場があるんです。
その名も「奈良子釣りセンター」!
渓流デビュー前やオフシーズンにはぜひ行ってみてください(^^♪