10月。薪ストーブの季節がやってきました!
暖房器具としてだけでなく、遊び心と癒しの玉手箱、薪ストーブ。
実際に薪ストーブを所有するまでは、薪をガンガン燃やせばOK!のようなイメージをもっていましたが、意外とメンテナンスが必要なのです。
しかも僕の薪ストーブは20年もの。薪ストーブごと中古別荘を購入したので、状態がわかりません。
本格的に使う前にちゃんとメンテナンスをやっておこうというわけです。
試運転は既に行って、一応燃えるし煙突が詰まってるなんてことはなさそうですが、やはり中古品はコンディションが気になります。
そこでプロをお呼びして、まるっとチェックしてもらうことにしました!
そしてレクチャーを受け、自分でできるところとプロに任せるところに分けましたのでご覧ください(^^)
今回メンテナンスをする薪ストーブはコレ!
鋳物の重厚感と、触媒燃焼によるクリーンな排気が人気のモデルです。
煙突などはプロに任せよう!薪ストーブのメンテナンス
煙突は汚れも大変だし、屋根に上ると危ないのでプロにお任せです。
煙突掃除はプロに頼ったほうが無難
こんなの無理でしょう(笑)素人がやって落ちて大けがするやつです。
さすがプロ。手早く登って煙突トップを外して、上からブラシを突っ込んでガシガシやってススを落とします。
このススが厚く付着したまま薪を燃やすと、恐ろしい煙突火災になってしまうのです!
湿った薪を燃やしたり、薪じゃないものを燃やしたりしているとススやタールが付着しやすいそうです。気を付けようーっと。
冬場は毎日薪ストーブを使うご家庭なら、毎シーズン終了後に煙突掃除を行うそうです。うちは週2ぐらいしか使わない予定なので、3年に一度やればいいかなってとこです(^^)
ついでにガスケットロープの交換も
気密性を保つための耐火ロープで、これが機能しないと空気を送るとか送らないの調整ができないんですね。
これは頑張れば自分でできそうですが交換時期がよくわからないのと、部材の発注を考えたら煙突掃除のときに全体を見てもらって劣化してたら交換してもらうのがいいかな~と、サボりな僕は思います(笑)
まず古くなったガスケットロープをぐるーっと外して、古いボンドが硬くなってるところはガリガリ削ります。
ゴミがでるので掃除機で吸いながら行います。
次にワイヤーブラシで溝をきれいにしながら掃除機で吸っていきます。
きれいになったら、耐火セメント(ガスケット用ボンド)を流していきます。
そして新しいガスケットロープをぴったり埋めたら乾かして完成!
薪ストーブには炎の調整のために開け閉めするところがいくつもあるので、閉めたいときにピタッと閉まることが重要です。
ガスケットロープは機種により太さが違うのでメーカーに確認しましょう。
薪ストーブ本体の掃除は自分でやろう!
バラすと仕組みもよくわかるし、単純な構造なので次回から自分でやりまーす(^^)
あちこちバラして、吸ったり掃いたり
天板を外すと触媒が。ここにも灰やススがたくさんついているのでブラシで落としながら掃除機で吸います。
触媒を外すと網のフィルターが。この周りもかなり汚れていました!
これも外すと中心部の構造がみえます。微妙なつくりで空気を送ったり対流を起こしているんですね。
一通りブラシで汚れを落としながら吸います。
掃除機は真っ黒になるので、小さくていいから専用に使うものが1台必要ですね。
内部は硬さの違うブラシを使い分けてきれいに汚れを落として吸います。
柔らかめのブラシで落ちなかったら硬めのブラシでこすります。
金ブラシでも、ワイヤー製より真鍮製のほうが柔らかかったりと、種類があります。
外側は汚れを落としてポリッシュを塗り込む
やっぱ見た目も大事なので、サビや汚れは落として補修しておきます。
この工程は別ページにまとめましたのでご覧ください(^^)
ガラス窓は激落ちくんでOK
ガラス窓には結構なススが付きます。
専用のクリーナーも売られていますが、こういったお手軽なもので十分です。
しかし激落ちくんシリーズの実力は素晴らしいですね!
ハイ!この通り!激落ちしました。
灰受け皿の灰は専用バケツに
灰の処理ですが、火が消えてから48時間は燃えないバケツに入れて保管しましょう。
うっかり燃えるゴミに混ぜたりすると、どこで発火するかわかったもんじゃありませんからね。怖っ!
薪ストーブのメンテナンス、まとめ
薪ストーブのメンテナンスを一通り見てみると、薪ストーブに対して今までは豪快なイメージやアウトドア的な感覚を持っていましたが、意外と繊細な部分もあり、インドア的な楽しさもあり、とても奥が深いものだと分かりました。
薪ストーブ本体と煙突、薪、空気の流れなどを見ていると、家の中と外が繋がってるという実感があって、これは本当に興味深い道具だなと思います。
大事に使えば長く使えるそうなので、愛情をもって使っていきたいと思います(^^)
毎シーズンの終わりには感謝の気持ちを込めてメンテナンスをしてあげたいと思います。
薪ストーブちゃん、これからよろしくな!